Wednesday, July 4, 2012

夏のヘンプスカーフ

気付いたら7月になっていました。みなさま、お元気でしたか?

更新がとまってしまってごめんなさい。でも音信不通になってしまった6月は、実はとっても充実していました。

新しい仕事を始めると、仕事を覚えることのほかに、その組織がもつ独自の文化や事の運び方、働く人たちの関係性、組織が持つネットワーク、個々人のワーキングスタイルやコミュニケーションスタイルなど把握しなくてはならないことがたくさんありますよね。

6月はそういったことを十分自分の中に吸収できて、なおかつ組織が持つヴィジョンに自分がどういう風に関わっていくのかがはっきり見えてきたという意味で、充実していました。

私は目的やゴール、そして大きなヴィジョンが見えると、躊躇なくそれに向かってどんどん進める人なので、いまはなんだか気持ちがすっきりして、心地いいです。




さて、編み物近況報告です。最近編み終わったのは夏用のヘンプスカーフ。




糸はelsebeth lavold のHempathyを使いました。

34%ヘンプ、41%コットン、25%モダールで出来ています。50グラム、2玉で十分な長さのレーススカーフが完成。この糸は、編んでいくとどんどん柔らかくなってることに気付きました。それに、さらさらしているし、モダールのおかげでドレープもきれい。夏でも朝とか夜は涼しいシアトルではこういう夏用のスカーフはかなり使えます。


あとは、前回買ったこれもまたelsebeth lavold のSilky Wool。予告したとおりのパターン、Slinky Ribsは片方の袖が終わり、もう片方を編み途中です。軽いけど、暖かいし、シルクが入ってるので肌触りもいい。これも春から秋までずーっと着れそうなセーターです。




これはネック部分から編むトップダウン式。なのにセットインスリーブという驚きの構造です。Wendy Bernardさん、すごい!最初はいったいどこを編んでるんだか分からないまま、盲目に編み進めていたのですが、しばらくすると「ああっ!そういうことね!」と、いわゆるAha momentが訪れました。

この方法だど、後から袖を本体につけるちょっと面倒な作業もなくて、きれいにつながるし、裏側につなぎ目のぼこぼこ感もないので、とてもお勧めです。


そして、夏も近いし、ということでコットンの靴下も編み途中。



コットンに、ウールがちょっと入ってて、しかもストレッチ感がある靴下です。 Lana Grossaはドイツのブランドですが、この糸はイタリア製。にしても、靴下毛糸のブランドはほとんどドイツのものなのね。あちらでは、よっぽど靴下編みが盛んなのかしら??


次はおそらくまた夏用のスカーフを編む予定です。セールで先日手に入ったRowanの糸。





Panamaというリネンが入った青緑色の糸です。これもおそらくレースのスカーフになる予定。

横に写っているのは、ちょっとよく見えませんが、先日フェルトのクラスで作ったペンたて。紫の羊毛を表に使い、グリーンの羊毛を内側に使いました。

これはニードルフェルトとウェットフェルティングの方法を使って作ったのですが、とにかく「Moisture, Pressure, Agitation」で羊毛はフェルト化するので、ひたすらたたいたり、こすったりを何時間か続けました。ふう。



そうそう、仕事先で編み物を習いたい!という人がいるので、そのうちレッスンを行う予定。あと、古着を細長く切った糸を使って、うちのオフィスで使えるようなラグをかぎ編みで作ろうかなんて話にもなってます。まさにReuseですね。


では、また他のプロジェクトをはじめたらアップします。編み物はずっと続けますよー。