Friday, March 23, 2012

ピンクのショート丈カーディガン

もう春だっていうのに、まだまだ肌寒いせいか、相変わらずセーター熱が続いています。

カーディガンを編むと、おそらく多くの人が直面する問題。

それはぴったりのボタンを見つけるまでにとっても時間がかかり、編み終わりからボタン付けて仕上げるまでに半年から1年くらい時間がかかってしまうこと。Ravelryを見ると、半年前に編んでようやくボタンを見つけたのでアップロードしている人、多かったりします。

編んでいるうちから、次のプロジェクトを夢想しながら編むので、一通り仕上がってしまうと編んだセーターはとっくの過去のことになり、気持ちがほかのものに移ってしまったりするのよね。


なので、私は編みあがる前からボタン探しを始めることが多いです。そんなこともあり、ぴったりのボタンが仕上がりと同時くらいに見つかると非常にテンションがあがります。着れるまであと一歩!



このボタンは毛糸と同じPeace Fleeceの木製ボタン。手描きでポピーの花が描かれてます。たまたまバラードにあるTea Cozy Yarn Shopに行ったときにロシア製のボタンが売っていたので即買いをしてしまいました。







仕上がりは、よく言う「大人かわいい」というよりも単に「子供かわいい」的なセーターになりました。小さい女の子が着てたら可愛い感じですが、ええ、もちろん30過ぎの私が着ます。色も好きだし、ツイードっぽい質感も好き。長年、好みがまーったく変わっていません。。。

ところで、このPeace Fleeceはあんまり加工がされていないため、羊の油ラノリンがたっぷり含まれています。こういうラノリンが含まれている毛糸は汚れがつきにくいため、頻繁に洗う必要がありません。着たあとは風通しのところにおいて、また着ることができます。シーズンが終わって衣替えの整理をするときに、手洗いするくらいでもいいかも。

その手洗いするときですが、専用の洗剤をちょっとだけ入れてぬるま湯につけます。そうすると突然農場にトリップしてしまうような香りが充満!この「農場っぽさ」が苦手な人にはこの毛糸はあまりお勧めできませんが、加工されてないオーガニックな毛糸が好きな人にはとってもお勧めです。

まだ3回くらいしか着ていませんが、毛玉も出来にくそうだし、空気を含んで驚くほど暖かいです。




これはまったくウエストシェイプもない、まっすぐなシルエットなので、長めの丈よりも短めのほうがバランスが取れていいかなと思い、着丈は50センチくらいにしました。ゲージも16sts/10cmなので、かなり厚めです。

今回は、とってもシンプルなメリヤス編みのカーディガン。普通は、メリヤス編みしかないのはすぐ飽きてしまうのだけど、縄編みなんかしたらぶくぶく膨れたセーターになってしまいそうなことと、毛糸自体にとっても惚れ込んでしまったこともあり、ただひたすらシンプルなメリヤス編みを楽しむことを目的に、作ってみました。結果、とっても気に入っています。糸自体が持つ良さがよく出ていると思います。

今回工夫したのは、袖の肩とつなげる部分はbind off(伏せ止め)せずに、余り糸にlive stitchesを休めておいてから、ボディの部分とつなげました。どうしてもbind offしてしまうと、その部分の生地が厚くなってしまい、肩の繋ぎ目のとこが盛り上がってまるで肩パット(!)をしているようになってしまうのです。

結果、肩なじみが良くなったので、この方法を選んでよかったです。No more 肩パット!


ボタンなしのカーディガンは、なんだか間が抜けているのですが、ボタンが付いた途端しゃっきっとする気がします。毛糸や編地だけでなく、ボタンでいろいろ雰囲気が変えられるカーディガンはとっても楽しいです。

No comments:

Post a Comment