Monday, May 28, 2012

運命の仕事と、靴下と。

仕事が本格的に始まりました。

今まで培ってきたものを活かしつつ、そして新しいこともどんどん学べ、自分が成長し続けられるところで働けることになって、ああ、ここにたどり着くために今までやってきたんだ、とご縁を感じながら毎日通ってます。

私が働くNPOの代表でもあるスーパーバイザーが採用の際に、「We found each other!」 といい、そして私はもちろん、「It was meant to be!」

よかったねえ、私。本当によかった。


さて、編み物の時間数はかなり減ってしまいましたが、それでも毎日ちょくちょく編んでます。

先日編んでいた赤、ピンク&オレンジの靴下は完成。これは祖母へのプレゼント。白髪のおばあちゃんがこーんなハデハデな靴下を履いてたら、かわいいに決まってます。


数日前に編み始めたのは、グレー&ピンクの、これもまた結構目立つ靴下。これは叔母さんにあげるつもり。彼女は編み物をプロ並みにしていた人だけど、セーター編み専門だったので、靴下あげたらきっと喜んでくれるはず。



メモリアルデイで祝日だった今日は、ウエストシアトルのLittle Knitsの大セールでした。

50%~90%オフという、かなり大興奮な価格で、私が行った午後でも人がたくさんいましたが、10時の開店前は行列が出来たらしいです。アメリカじゃ、感謝祭のあとのブラックフライデイくらいしか人が行列をするところはみないのですが、やっぱり毛糸90%オフにはニッターの目が血走るのもうなずけます。
私が買ったのは、前から気になっていたElsebeth Lavold のSilky Wool.ウール45%、シルク35%、ナイロン20%が入っている軽くてやわらかい糸です。




シアトルに住んでると、夏でも結構涼しくなることが多く、サマーセーターというものがとても身近な存在になります。東京じゃセーターなんて言葉も聞きたくないほど蒸し暑いのにね。

これはきっとサマーセーターにちょうどよいだろうと思って、5玉買いました。一玉4.5ドルだったので、ほぼ半額です。色は76番のグースベリー。


で、早速何を作ろうか考えてるのですが、おそらくこのSlinky Ribsになりそうです。




このSlinky Ribsはトップダウン、そしてセットインスリーブで編んであります。ラグランなら分かるものの、セットインスリーブをとじはぎなしでどうやって編むのかかなり不思議ですが、この本Custom Knits: Unleash Your Inner Designer with Top-Down and Improvisational Techniques の作者Wendy Bernardさんのインストラクションはいつも明確なので、きっと出来るはず。


そうそう、私の新しい仕事先ですが、手編みのセーターやベストでも帽子でも、ハデめな靴下でも何でも着ていけるところなのです。

社会人になって、結構経つけれどスーツを着て仕事をする場所では働いたことがなかった私。というか、スーツ着用の職場では絶対に働きたくないと思っていました。

アメリカに来てもそれは同じで、結局いつも辿りつくところは、なんだかリラックスしたゆるいドレスコードの場所ばかり。

今回もまさにそういったところです。うふふ、うれしいな。

靴下編みにますます拍車がかかりそうです。

Sunday, May 13, 2012

母の日セールと靴下

この一週間とってもとっても忙しく、家に帰ってくるとばったり寝てしまう生活をしていました。毛糸を触らないで10日間くらい過ごしたのは久しぶり!

毎日いろんな人にあって、いろんなことを学び、そして頭の中で自分の今までたどってきた過程を考えることが多く、頭も身体もぐったり。でもいい疲れです。


シアトルはとってもきれいな季節になりました。この季節になると「エメラルドシティ」と言われることがよく分かります。


さて、今日は母の日。私は先日、母に誕生日&母の日プレゼントを贈りました。(一緒にしてしまってすみませんー)


こちらはKnit One Crochet TwoのTy-Dy socksです。色は1520番。アリゾナという名前が付いてます。砂漠の大地っぽいからかしら?

最初は結構糸が割れやすいかなと思ったのですが、先が丸めのBrittany Birthの編み針を使ったらすいすい編めました。今回はいつものメリヤス編みじゃなくて、3x1のリブ編み。あとはいつもと同じようにトップダウンでぐるぐる編みました。

糸はやわらかくて、色の変わり方が面白いので編んでて飽きません。また使いたいな。



これはWistom YarnsのMiami Socks。ちょっとざらっとした感じだけど、暖かそうです。

手編みの靴下なんて履くかしら?と疑問に思いながら送ったのですが、実は欲しかったそうで、タイミングよく母の手元に届きました。ちょっとしたサプライズになってよかった!


今日は母の日ということもあって、いくつかの毛糸専門店では母の日セールがやってました。
「私は編み物しないんだけど、母がするから・・・」といって毛糸を相談して買う人が多く、お店の人は忙しそう。




ここは近くのWeavingWorks。お店の外にはパターンや織物関係の道具が売ってました。


今夜は久しぶりに靴下編みに没頭するつもり。

私にとって編み物は、リラクゼーション&メディテーションです。

みなさま、よい一週間を!


Thursday, May 3, 2012

くれよんベスト

野呂のくれよんが好きです。

独特の色使いはアメリカでも結構人気で、くれよん、シルクガーデン、ソックヤーンはどこのお店でも大抵置いてあります。

前も話したと思うけれど、あのがさっとした手触り、あんまり精製されていない感じが好き。色はちょっと派手すぎるのもあるけど、選べば結構かわいいものができたりします。いとも均一の太さではないので、味がある編地になります。


前から在庫であったピンク系のくれよん4玉(200グラム)を使って、またまたベストを編みました。2日半くらいで編み終わった、クイックベストです。

え、まだ毛糸の時期なの?って?ええ、シアトルは今日9度くらいしかなくって寒いのです。5月だって毛糸余裕で触れちゃいますよ。



くれよんはメリヤス編みもいいのですが、個人的には裏メリヤス編みのほうが織物のように見えて素敵だなと思っていたので、今回は総裏メリヤスで作りました。




首周りと肩の縁取りはかぎ編みで細編みをしてみましたが、ブランケットスティッチのように見えて、なかなかかわいいです。

すその部分は他の毛糸を使ってリブ編みをしました。結局くれよん3.5玉くらいで出来たと思います。

作り目は前、後ろともに64目。私のくれよんゲージはいつも4目で1インチなので、32インチサイズに仕上がりました。ちょっと身体に沿う感じで、いい仕上がりです。


着るものを編むときは、いつもゲージと自分の身体の寸法をはかって、ゲージを元にそれぞれの寸法(胸囲、肩幅、着丈、首周りなど)に何目必要なのか、目数の計算をします。この過程は、ちょっと建築家(?)のよう。

身体に沿うようにしたければ、実際の胸囲か、1インチ(2.5cm)くらい足して編みます。ゆったりした感じがいいときは、好みにもよりますが2インチ(5cm)以上足してみます。

でもこの目数の出し方をちゃんとやると、本当にそのとおりのサイズに仕上がるので、ちょっと感動です。それに合わせてそれぞれの寸法を計算できるようになると、どんなものでも作れるのでとっても面白い。

今度はチュニックとかつくろうかなあ。



そうそう、先日の翻訳ボランティア、いい出来だったようで感謝されました。やっぱり人から感謝されるのはうれしいですねー。