Saturday, October 29, 2011

どこ見てもかぼちゃばかり。

日本ではハロウィーンといっても大したイベントがあるわけでもなく、お店にかぼちゃの形をしたグッズが売られたりするくらいだと思うのですが、アメリカでは子供にとってもオトナにとっても大きなイベントです。

今日は土曜日ということもあって、街には仮装した子供たち&付き添いだけどやっぱり仮装している親御さんたちが住宅街や町を練り歩く姿をたくさん見かけました。

そしてどこのスーパーマーケットの軒先でも、カービングのための巨大かぼちゃがハロウィーン直前ということもあって、叩き売りされています。


くさる前に買っていってくれー


去年は大学で働いていたので、学生のハロウィーンイベントに参加しました。職員だったので特に仮装する必要はなかったのですが、一応売られている女の人用のコスチュームを見に行ったところ、どれも不必要に露出度が高いものばかり。(さすがね。)

20代前半ならまだしも、30過ぎてミニスカートの魔女やら、セクシーな黒猫やらになりたくもなかったので、ハロウィーン用に編んだ目が覚めるようなオレンジ色のスカーフと帽子をして、その場をしのぎました。

大学で教える旦那も31日月曜日は仮装していくことになってます。

今までの仮装は、髪を黒く染めて(本人は金髪)黒い髭をつけて黒いスーツを着たチャップリンに、緑色に塗った顔に血のり(!!)をつけて嘘の釘をこめかみに付けていったフランケンシュタイン。

大変な準備が要るので(朝早く起きるとか、コスチュームを作るとか)、本人はかなり面倒に思ってる思っているのですが、いざやるとなったらちゃんとやらないとプライドが傷つくらしく・・・。

月曜日は何になっていくのかしら?ハロウィーンも結構大変な仕事です。


ハロウィーンへのものすごい意気込みが感じられる近所のお家。

Monday, October 24, 2011

隠れた名店、Little Knits

ウエストシアトルにLittle Knitsという毛糸やさんがあります。

最初に訪れたときは、ちょっと味気ない店内でなんとなく落ち着かず、他の店では定価で売られているBrown Sheepや野呂の毛糸もかなり安く売られていたため、かえって不信感に駆られ、結局何も買わずそそくさ出てきました。

しかし、あとあとネットで検索してみると実は隠れた名店であることが発覚。

このお店はオンライン毛糸屋さんとしてのビジネスをメインとしているらしく、それでちょっと味気なかった店内だったことも納得。他のお店によくある、サンプル商品がきれいに飾られてたり、大きなテーブルがあって編み物してる人がいたり、クラスを提供してたりということがないのね。

このLittle Knits、お店よりも奥の倉庫のほうが敷地は大きいらしく、それでいて、「Seconds」と呼ばれる毛糸も売っているので、とっても安いのです。

この「Seconds」というのは、毛糸の質はまったく他のものと変わりないのに、色が指定どおりに出なかったという理由だけで、安くなってるのです。


Secondsってラベルに書いてありました。
色はカーキだけど、実際はセージ色に近いです。

この日買ったBrown Sheep Lamb's Pride Worstedは定価大体8ドルから9ドルくらいですが、このお店ではなんと4ドル!ステキな価格です。

せっかく安くて、色も気に入ったので、セーター用に5玉買って来ました。Madeline ToshやRowanも安く売ってます。ブラボーLittle Knits!

私はオンラインでは買い物したことないけど、アメリカ国内だけではなく、日本にも郵送してくれるみたい。お勧めのお店です。


Sunday, October 23, 2011

はじめて編んだベビーセーター

今までいろいろ編んだけど、まだ編んだことがなかったものがあります。

それが、ベビーグッズ。

ただ単に編み物を始めてから、赤ちゃんが周りにいる状況に合わなかっただけなのですが、どうしても赤ちゃん用のパステルカラー色の毛糸があまり好みではなかったことも大きな理由の一つ。

でも今回、日本に住む昔からのお友達に赤ちゃんができて、どうしても何か編みたかったので、早速ベビーグッズに初挑戦してみました。

毛糸は洗濯機洗いが出来るアクリル毛糸。ベビー用なのでやわらかくて、普通のアクリルよりもずっと手触りがいいのが特徴。色もパステルすぎないものを見つけてラグランセーターを編んでみました。

トップダウンで編むラグランセーター。
出来上がりは小さくってすごくかわいいのだけど、何が難しかったって、赤ちゃんのサイズっていうものがまったく未知の世界であること。着丈は?腕の長さは?首周りはこれでいいのかしら??とまさに暗中模索の状態。

一応パターンにはNewborn用って書かれているものの、こんなに新生児って大きいかしら?アメリカの新生児は日本の赤ちゃんに比べて大きいってこと??

いずれにしても恐らく生まれてから1年以内の間のどっかの期間に着れるサイズだとは思うのですが・・・。(ということ願って。)あと、余り糸で帽子を編んでセットにしてプレゼントしようと思ってます。


セーターを買うときに、よく肩のサイズが合わなくて困る私としては、ラグランは大好きなかたち。さっそくこのベビーセーターに刺激されて、自分にも編んでみました。1週間前に始めて、今ちょうど袖を一つ終えるところです。首周り、裾などは鹿の子編みにしました。


そでは七部丈にしようかな。
私のStashの中に、野呂のくれよんが2玉あったのですが、マフラーや帽子、手袋でもなく着るものに使いたいと思ってたので、ヨーク部分にこのくれよん2玉を使ってみました。後はPatonsのClassic WoolのPlum Heather色です。ちょっとビンテージっぽい感じで、たくさん着ることになりそうな予感。

ちなみにこのパターンは、Laura ChauさんのTop-Down Raglan CardiganのSサイズで作りました。ウエスト部分は5Rowsごとに4目減らしていくので、かなりはっきりしたシェイプが出ます。ちょっと強調しすぎなのでは??と思ったけど、着てみるとそうでもなさそう。

アメリカのセーターの編み図は、日本のに比べると減らし目&増やし目をして、ウエスト部分を強調することが多いのが特徴。日本の編み図は大体、セーターでも割とまっすぐ編むことが多いものね。これは普通の洋服にも言えることで、日本の服は控えめなのに対して、アメリカの服はバストを大きく、ウエストを小さく見せることにかなり力を入れてる気がします。


さて、シェルターからラウルが来て、3週間目。風邪も治ったので、シェルターの方針に従ってPetfinderにラウルのことを載せました。

http://www.petfinder.com/petdetail/21140063?rvp=1

正直、複雑な気分・・・。可愛くてずっと一緒に暮らしたいけど、それも出来ないし、彼のためには誰かアダプトできる人に早く見つけて欲しいけど、私としてはもっと一緒にいたいし・・・。

「フォスターペアレンツはみんなこのBittersweetな気分を経験するのよ」とシェルターの人が言ってたけど、本当にその通り。フォスターペアレンツの人は、自分の猫がアダプトされると、そのままシェルターに直行してまた新しい猫をフォスターするのだそう。猫がいる生活に慣れてしまうと、いない生活に耐えられないのね、きっと。

私もそんなことになりそうです。

ずっと一緒にいたいねえ。

Sunday, October 16, 2011

これから編みたいもの。

11月までは絶対に暖房もヒーターも使わないで、自分で編んだあったかグッズで凌ごうと思ってたのに、今日寒がりじゃない旦那が「ちょっと寒い・・・」というのであっさりヒーターを出すことになりました。

このヒーター解禁に密かに喜んでいたのは、ラウルくん。今日はぴったり身体をヒーターにつけて恍惚の表情で一日過ごしてました。ラウル君、至れり尽くせりで、すっかり甘やかされちゃってます。


さて今日は改めてこれから編む予定のモノをリストにしてみました。ここに書くことで、モチベーションをなんとか保ち続けて編み終えれば・・と思ってます。

  • 父用のひざかけ(かなり昔、私が買った安いひざ掛けをまだ大切に使ってくれてて、ちょっと申し訳ないので。)
  • 友達の子供のベビー服&帽子(余力があれば靴下も。)
  • 自分用のカウル(アルパカの毛糸を買って、パターンも決めてあるので、あとは編むだけなのですが・・・)
  • 父&母用のレッグウォーマー(リクエストされたもの。)
  • 自分用のカーディガン(Merino Woolのいい毛糸を揃えてあるのに、まだパターンが決まってません。ちょうどカーディガンが欲しい時期なのに・・・)
  • 旦那に指なし手袋(いくつも作ってるはずなのに、なぜか旦那にはまだ作ってなかったので。)
 などなど・・・。

クリスマス近くなると、きっと旦那の家族の人にも何か編まないといけない気もするので、忙しくなりそうです。


そうそう、先日前に働いていた大学からパートタイムの仕事があるかも?との連絡がありました。どうなることやら。

期待しすぎるとあとで落ち込むので、あまり考えすぎないようにします。

こういうときに編み物ってとても有効。長い待ち時間や、なにか頭がもやもやしてるときなどに編み物をすると気持ちがとっても落ち着きます。アメリカでは病院でセラピーの一環として、編み物が取り入れられてるのも納得。


テレビで見たけど「ニット・セラピスト」っていう職もあるみたい。

なんていい仕事なんでしょう!

Monday, October 10, 2011

指なし手袋DashingとFetching

友達に手袋を編みたいと思っていて、ちょうどその人に合いそうな毛糸を見つけたので早速編んでみました。


手首のあたりにケーブル模様が入ってます。


毛糸はDebbie BlissのDonegal Luxury Tweed Aran、使ったパターンはKnittyのDashingです。このパターンのデザイナーさんはCheryl Niamathさんで、前に母に編んだ指なし手袋Fetchingと同じデザイナーさん。2つともRavelryではとーっても沢山の人に編まれている人気パターンです。

アイルランド製のドネガルツイードは大体ウール100%で、手触りは粗い感じのものが多いけれど、このDebbie Blissの毛糸は85%ウールで、残りの15%はアンゴラが入ってるのでドネガルツイードだけど柔らかい手触り。だからきっと「ラグジュアリー」って名前がついてるのね。

このDashingはシンプルなデザイン。ほとんどが4×1リブ編みで、真ん中の手首の辺りにゆったりしたケーブル編みが入ってます。これが程よくフィットして、使い勝手が良さそう。喜んでもらえるといいな。


下の写真は、母に送ったFetchingです。


これは大分前に母に編んだFetching。
毛糸はアリセオツイードです。



さて、ラウルが家にきて早1週間。



あそんで。

家の中で彼が好きな場所、よく取る行動も大体決まってきて、どんどん慣れていく様子は見ていて本当に嬉しくなります。

とっても行儀のいいwell-behavedな彼は、夜寝るときは私たちの足元で丸くなり、朝は私が起きるまで足元で静かにしてます。私たちの食事を邪魔することもなく、終わると膝に座って甘えてくるし、本当にかわいいLap Cat!

ラウルが来てから、週末旦那と二人で出かけてもラウルのことが気になって仕方なくなってしまう始末です・・・(笑)。



Tuesday, October 4, 2011

フォスターペアレンツになった日。


先週土曜日の夕方、私と旦那さんはついに猫のフォスターペアレンツになりました!

8月にオリエンテーションに行ったきり、旅行やら仕事やらで延びていたのですが、先日アニマルシェルターから猫を預かってきました。

このシアトルアニマルシェルターのボランティアの詳細についてはここをクリックしてください。


受付で「フォスターペアレンツだけど、いまフォスター先が必要な猫はいますか?」と聞くと、何匹かの子達を紹介されました。基本的にフォスターペアレンツが必要な猫は、生まれてすぐの赤ちゃんから、虐待された猫、病気がちな猫、あとはシェルター先のケージが満杯な時にフォスター先が必要になります。

病気を持ってたりするとアダプトは出来ないので、元気になるまでの間フォスターペアレンツ先で過ごしながら、人間への信頼を取り戻したり、コミュニケーション力をつけるというのが、このボランティアプログラムの流れになってます。


そのため、スタッフの人と一緒にISO Roomと呼ばれる風邪か病気を持ってる猫たちがいる場所に行ったのですが、そのつらいこと、つらいこと・・・。中に入ると狭いケージの中からいっせいに猫たちが鳴き始めるのです。くしゃみしてる子や、片目しか使えない子、おびえきってる子など、それぞれいろんな事情があって、野良猫になって病気になってたところをシェルターに連れてこられた子たち。


みんなつれて帰りたい!と旦那と二人で苦しみつつ、狭い我が家ではさすがに一匹が限度。この中で「ラウル」くんという、風邪(URI)を引いている子を連れて帰ってきました。会った途端にケージの中から鳴きながら手を伸ばしてきたのに抗えませんでした。

6歳なので立派なオトナですが、前の飼い主が亡くなって野良猫になって弱っていたところを先月シェルターに連れてこられたとのこと。


こんにちは!

シェルターから来る猫たちは、人間のことを怖がる子が多かったりするので、新しいお家に来ても何日も隠れ続けると聞いてました。ラウルくんも、一日目の夜はソファーの下の隙間に入って出てこなかったものの、二日目からはかなりリラックスして、居眠り中の旦那の上で寝たり、ベッドの上で寝たりしてました。なんという適応力!

とっても人懐こくて、行儀もよく、「結構扱いが大変な猫もいるよ」と聞いてたのでびっくり。さっそく猫と一緒の生活を楽しんでます。


そこで、せっかくいい手作り目的が出来てしまったので(笑)、こんなものを作ってみました。




ふっかふか。
猫のベッドです!

参考にしたのは、こちらのサイト。この作り方だとドーナツ型の底にクッションを縫い付けるのですが、私は中のクッションはよく洗うだろうと思って、ベッドの底をキャンバス生地で作り、そこに別に作ったクッションを入れることに。

生地はパッチワークをやる義理の姉からもらった大量にもらった生地の中から選びました。2ヤードくらい使ったかも。大きく作ったつもりだったのに、綿とコットンバッティングを詰めてみると意外に小さめになってしまいました。ラウル君には小さいかも??


初めてのペットプロジェクトに一人で興奮気味だったのですが、ラウル君はまったく反応せず。。

でも翌日の今日、なんと使ってるじゃないですか!うれしーい!!


ちょこーん。
 風邪引きさんばかりのシェルターのケージの中じゃなかなか治りづらいだろうけど、ここでゆっくり過ごせば、早く風邪も治るだろうと思います。もっとちゃんと食べるようになるんだぞー。