Tuesday, January 24, 2012

スウェーデンの伝統的な編み方Twined Knitting

Twined Knittingという編み方、このクラスが近郊の毛糸やさん3件くらいであるのを知り、一体どんな編み方なんだろうと思っていました。

このTwined Knittingは思わず「ツインドニッティング」と言ってしまいそうですが、正確には「トゥワインドニッティング」という感じに発音します。日本語では二重編みというそうです。スウェーデンに伝わる古いテクニックらしく、編地が二倍に厚くなり、風をしっかりよけて、でもフェアアイルと違ってストレッチ性があるとか。

うーん、、、、気になるキーワードがたくさんある。。


その後、編み物の先生YOUTUBEを見ても、あまりいいTutorialがなく、本を読んでもいまいち理解できなかったのでTwined Hatの2時間クラスを、引越ししたてのFiber Galleryで取ることにしました。


そしてクラス当日、雪が解け始めて街が回復し始めたせいか、新しいお店にはたくさん人が来ていました。


クラスはお店のなかにある大きな木のテーブルで行われました。生徒は私を含めて2人。こんなに少なくてもキャンセルしないでやってくれるのは嬉しいこと。先生は若い女性で、もう一人の生徒さんはおばさまでした。

まずこのTwined Knitting に使ったパターンは、Basic Twined Hat。指定された毛糸はCrystal Palace YarnsのTaosでした。グラデーションがあり、質感はSingle plyのようなのですが、よく見ると違う色の毛糸がplyされているので、編むとちょっとツイードっぽくなります。100%ウールで、フェルト化しやすそうな糸です。

今回のパターンはとってもシンプルだったので、またこれは旦那用に・・・と思い、買った色はブラウン系の28番。


この帽子は、毛糸玉の最初と終わりの両端を使って、裏で交差させながら編んでいきます。フェアアイルだと、裏に渡る糸がわりとまっすぐしているのですが、このTwined Knittingでは裏に渡る糸を見てみると交差されてるのが良く分かります。

帽子のなかはこんな感じ。
糸がねじれながら渡っています。
本来は両方の糸を右手で持ちながら進めるものらしいですが Continental Knittingの私としては右手に両方もったらスピードがかなり遅いため、いつものように左手に2本の糸を持ちました。

でもそんなに難しいこともなく、いったんリズムを覚えると楽しくって楽しくって、これはまたはまりそうな予感です。生地はふっかふっかしていて、とーっても暖かい。


ブリムの部分は1x1のTwined rib stitch
ボディはTwined knit stitchです。

基礎的な帽子なのでテクニック自体は難しいこともないのですが、数目編むたびに、糸のねじれた部分を直さなくてはいけなくて、それが最初は大変でした。くちゃくちゃにこんがらがっちゃってね。普通の帽子を編むよりもずーっと時間がかかりました。

ねじれた部分を直すには、両方の糸をもって、帽子を空中に浮かせると自然にくるくるまわって、ねじれが取れてきます。

慣れるとこの「編む、くるくる回す」というのがリズムになって、大変なこともなくなりました。


本当はTaos一玉で帽子が完成するはずなのですが、旦那のリクエストで耳たぶまですっぽり隠れるくらいのがいいとのことで、これからもう一玉買いに行きます。

この色、もうdiscontinuedらしいので、まだお店に少しだけでも残ってることを祈って・・・。


帽子の毛糸を買いに行くまで
編み続けたい気持ちを我慢できず、
思わず余り糸で編んでしまったTwined Cuff。

No comments:

Post a Comment