Monday, July 25, 2011

フィンランド製のジャム入れ

ヤードセールって、その家の好みと自分の好みが合うとかなりいい掘り出し物に出会えます。

週末、近所でやっていたヤードセールで見つけたのはこちら。可愛い柄にひと目ぼれ!


ジャムを入れたり、はちみつを入れたりするのに使うそうです。

蓋にもちゃんと柄が入ってます。


素朴で、北欧っぽい柄だなあと思ったら大正解。フィンランドのアラビア社のバックスタンプが入ってました。アラビア社のホームページに行って、バッグスタンプの種類を見てみたら、なんだか1960~70年代のスタンプと似てる!えっ?これってビンテージ??本当かなあ。そんなのがタダも同然で買えちゃうって、ちょっと信じられないけど。。。




Lotta Jansdotter's Simple Sewing: Patterns and How-To for 24 Fresh and Easy Projects北欧といえば、日本で数年前にテキスタイルデザイナーのロッタ・ヤンスドッターさんのファブリックや小物がはやりましたねー。

彼女のデザインも、このジャム入れのパターンみたいに素朴で、自然にある素材(木々とか花とかフルーツなど)をモチーフにしたデザインが多くて、シンプルでなんだか愛着がわきます。



変な話なのですが、シアトルに来てから北欧に興味がとっても沸いてきた私。


ただ単にシアトル以外の緯度が高い地域に勝手に親近感をおぼえるようになったっていうのもあるのですが、北欧の鮮やかな色使いの理由が、日照時間の少ないせいじゃないかしら?となんとなく想像できるようになったのです。

家具のイケアやファブリックのマリメッコとか、とても鮮やかな色合い。分かったのは日照時間少ないと、少しでも明るい色を家の中に取り入れたくなるのよね。うんうん、私もそうなのです。東京にいたときよりも、ずっと明るめなポップな色に惹かれるようになってるし。


そんな私のファブリックの在庫の一部はこんな感じ。




気候と文化と色あいってとても深い関係があると思います。国によってもよく使われる色が全然違うしね。

これはきっと、日本にずっと住んでたら気づかなかったこと。ふふ、ちょっと得した気分。

Friday, July 22, 2011

あれが食べたい!という欲求

国際結婚って想像以上にかなり普通で、同じ国の人同士の結婚とそんなに変わらないんじゃないかなあと思う。でも、違う国で育って来た同士は慣れ親しんできた環境が違うわけで、あえていえばそれによって「おっ!?」と思うことがある。


先日の「おっ!?」は食に関して。


先日の夜中、旦那さんが突然「ピーナッツバターが食べたい!」と言いました。え、そんなもの食べたくないよ私。


この国の人は割りとピーナッツバターにかなりの愛着を示します。他にもドーナツ、ピザ、アイスクリーム、ポップコーンなど。。。

「この国の人ってさ、なんだかピザか(子供が好きそうな)甘いものがあれば幸せって感じだよね。そういうものが無性に食べたくなるのが私にはよくわかんないなあ」

と私がいうと、彼は

「日本人にとっては、カレーとかラーメンとかうどんとかがこういうものにあたるんじゃない?だって日本のテレビ見てると必ず全国のラーメン食べ歩きとか麺類やカレーの特集やってるじゃない。あれは立派なアディクションだよ」と。


ううっ。確かにそれは本当かも。私も甘いものへの執着はあまりないけど塩分を恋しくなることはある。。

なるほどね。あれが無性に食べたい!っていう欲求は形を変えつつ、それぞれの文化にも存在するってことか。時々ラーメンが無性に食べたくなってしまう私には、夜中にピーナッツバターが食べたくなってしまう旦那を非難することは出来ないってことねー。うぅ。

Thursday, July 21, 2011

布と毛糸遊び

先週末ヤードセールとスリフトショップで、結構いい布地が手に入ったのに味をしめ、平日にもスリフトショップめぐりにどっぷりはまりつつあるここ最近。。

毛糸だけでもかなりの在庫があるのに、そのスペースに布地も増えつつあり、なにかいい整理方法を考えないとなあと思ってます。


先日は持ってる布地を広げて、図書館で借りてきた本をつかってちょっと布遊びをしてみました。


Bend-the-Rules Sewing: The Essential Guide to a Whole New Way to Sew参考にしたのは、Bend-the-rules- SEWING(こちら→)。


まだまだ分からないことが沢山あるソーイングの世界。簡単なものが載ってる本を沢山図書館から借りてきて、熟読の末、No Cash Walletという簡単なカード入れを作ってみました。





じゃーん!初めて作ったカードケース。
大きめの花柄はどうかなあ?と思ったけど、
インパクトあってかわいいかも。


スナップ付き。


全部開くとカードを入れる部分が二つついてます。
図書館カードとバスカードを入れることに。うふふ、うれしい!

 勢いづいて、欲しかったピンクッションも作ってみました。パッチワークみたいにしたのだけど、この布はインテリア用のファブリックの小さなフリーサンプルを使ったものなのです。賢い使い方にかなり自己満足(笑)。




裏側はヤードセールで買ったブルーの生地。
仕上げにクリーム色の刺繍糸でブランケットステッチしました。


実家の東京は毎日酷暑が続き、アメリカも北西部以外ではかなり厳しい夏が来ているらしいのにも関わらず、シアトルにはいまいち夏が来ていない気が・・・。夏が大好きで、夏の暑さに生きてる実感を感じる私にとっては、このぼんやりとした天気がつらい。。毛糸のことなんて考えたくないくらい暑い夏が恋しいよぉー。



暑い暑いと苦しんでる皆様ごめんなさい。季節外れですが、余り毛糸で帽子も編んでしまいました。だって手汗もかかない涼しいシアトルですから(苦笑)。


日本で買ったオリンパスのココットという毛糸、3種類を使用。
ボーダーの割合は決めずなんとなく編みました。


かぶってみるとちょっと上のところがたるむ感じにしました。
頭のトップに隙間があると、空気をふくんでとってもあったかいのよね。


私は帽子や手袋、フィンガーレスグローブを編むのが大好き。靴下も編んでみたいのだけど、本を読んでもいまいち構造が理解できなくて、クラスを取ろうか迷ってます。アメリカでは大人気の靴下編み。せっかくアメリカにいるのだから、靴下はマスターしたいなあと。

Beginner向けのいい本があったら是非教えてくださいねー!





Sunday, July 17, 2011

ハンバーガーを食べて思うこと。

昨日はグリーンカードの申請以来受けていなかった健康診断を受けてきました。ちょっと心配だった体重と血圧・・・。でも結果、体重も増えておらず、そしてアメリカ生活の影響で高血圧になっていることもなかった!万歳っ自炊生活!



で、普段は旦那に誘われてもNOの一点張りだったハンバーガーやさんについつい行ってしまいました。だって、そんなに太ってなかったし・・・ね(笑)。

頼んでみたのはミニチーズバーガー。アメリカには珍しい小さめ日本人サイズ。
大きいものばかり見慣れてたので、このサイズみてテンション急上昇。

行ってみたのはいつもなんだか賑わっているバラードのトレーダージョーズの隣にあるThe Counterというお店。いろんな組み合わせが出来て、自分なりのお気に入りバーガーを作れるから人気みたい。Build your own burgerっていうのがコンセプトのよう。味も美味しかったです。

日本だとハンバーガーなんてまったくと言ってもいいほど食べないけど、アメリカではレストランでもバーでもどこでもハンバーガーがある。日本だとどうしてもファーストフード店っていうイメージだけどね。レストランとかでハンバーガーを注文すると、ステーキと同じ要領で「ミディアム?レア?」とか聞いてくれます。このお店でもちゃんと焼き方を聞いてくれて作ってくれました。


とにかく、「選ぶ」ことが好きなアメリカ人。個人個人が強いこだわりを持っていて、好き嫌いの意思がはっきりしてる人たちにとっては、こういうチョイスがたくさん与えられるのはうれしいみたい。

日本にサンドイッチのSubwayがアメリカから来たときに思ったのが、
「自分でパンの種類や中身を全部選ばなくちゃいけないなんて、なんて面倒なの?!」
選択式に慣れてない多くの日本人の人たちがおそらく「もうっ何でもいいって!」って感じたと思うけど、それがこの国では逆なのです。


結局は、自ら選択して決断する力(Decision-making skill)がしっかり養われているのよね、ここの人たちは。

アメリカにきてからよく感じるけど、日本で生活してたときは、自分で決めなくても物事が自然に何とかなってたり、そもそも「選択」することよりも、決まったことを与えられることの方が多くて、わりとぼーっとして生きてきた気がする。でもこっちにいるとこのDecision-makingをする場が結構たくさんあるので、ぼーっとする割合が俄然減った気がします(苦笑)。


私、すこしは成長してるのね(笑)。


ハンバーガー食べながらいろいろ考えた土曜の午後でした。








Wednesday, July 13, 2011

珊瑚とチェコビーズのピアス

人へのプレゼントをあげるために何かを手作りすることって本当に楽しい。

こんな色がいいかなあ、どんなデザインが似合うかしら?って考えてるととまらない。。


今日は旦那の同僚のハンガリー人の先生の誕生日がもうすぐということで、ピアスを作ってみました!

ちょっと揺れるタイプのピアスにしました。
チェコビーズをつないで輪っかみたいにしたのがポイント。

使ったのは大好きな珊瑚とチェコビーズ。彼女の名前の頭文字もつけてみました。彼女は長めのピアスをしていることが多いので、チェーンを使って長さを出してみたけど気に入ってくれるかしら?


Perfect Match: Earring Designs For Every Occasion

ビーズ関連で気に入ってる本がこちら。ビーズの組み合わせ方やワイヤーの使い方が参考になります。

このデザイナーのSara Schwittekさんはオンラインショップもあります。なかでもアンティークブラスを使った天然石のネックレスやピアスが雰囲気があって素敵。

ウェブサイトはこちら↓





手作りピアス、気に入ってくれるかしら??

Tuesday, July 12, 2011

Yard Saleで見つけたもの

この時期、晴れの日が多くなるシアトルでは週末あちこちでヤードセールが行われます。


ヤードセールって??

これは個人のお家のヤード(庭先)に使わなくなったものや古いものなどを並べて売ること。面白いのは、ヤードセールを見るとその家のセンスや好み、趣味などが丸分かりなこと。そして何よりも安い!

そしてなーんでも売ってるヤードセール。なかにはこんなもの?と思うものも多くて、稼ぐために売ってるのではなく、あくまでも家の持ち物整理をしたいがためにやる場合がほとんどのよう。まあ、みんな物持ちなのよね、きっと。


個人的にはヤードセールってリサイクルが盛んなアメリカ文化の一つだと思う。多くの人がヤードセールにスリフトショップ大好きだったりするしね。



そして、今回はちょっとしたものが買えました!


メインの道路に出ている矢印をたどってたどり着いたこのお家。売っているモノを見てると、どうやら旦那さんはコンピューターゲームが大好きな人らしく、ゲーム関係の本やソフトウェア、子供の玩具、本のほかに、奥さんがクラフト好きなのかキャンドル作りのセットのほか、ソーイング関係のものを発見!


刺繍用のフープと、ニードルセット。
このパッケージに惹かれました。
これ全部で25セント!!ちゃんと針も入ってるのよー。


ほらね。糸通しまでついてました!


うちの旦那さんはヤードセールめぐりが結構好きで、土曜日の朝早めに起きれたときは、近くのベーグルやさんでコーヒーとベーグルを買ってから、二人で車で近所をうろうろするのが日課。


今度の週末も楽しみ!人の庭先から思わぬものを見つけたときの喜びはひとしおです。。


Happy Thrifting!

Wednesday, July 6, 2011

Noro Wave Cowl と手作りバッグ

今日はシアトル夏です!

だけど、編み始めた野呂毛糸のカウルを今日こそ終えるぞ!と思ってがんばりました。このパターンはおなじみRavelryからダウンロードしたもの。基本的にはメリヤス編みと裏メリヤス編みなのですが、引き返し編み(Short rows)を使っているため、まっすぐではなくて、波状の網み目が出来るのです。


まだブロッキング中なのでぬれてる状態。
乾いたらまた写真とります。


引き返し編みしたところがぼこぼこしてて、かわいい編地に。


ぬれてるのですが、さっそくしてみました。
ちょっとのびのびだけど、乾いたらいい感じになると思います。
野呂の毛糸とこのパターンぴったりかも!

そして、ミシンで縫ったバッグも紹介!


マーサスチュワートの本を見てつくった
はじめてのドローストリングバッグ。
オーガニックコットンでつくりました。
裏地は黄色のコットン。早速縫い物の小物入れに使ってます。




そして、昨日の午後に作ったバッグはこちら。



かなり満足な出来です!見本をみて、ちょっと小さめの型紙を作ってみました。
参考にしたのはLula Louise Craft and Designというブログ。

底つき。携帯電話、ペン、かぎ入れようのポケットをつけました。

最近手作りの範囲が広がり、ますます生活が楽しくなってきました。


自分の手で作ると愛着がわくだけではなく、自然とつながっている気がするし、今まで以上に物を大切にするようになる。古くなった生地をリサイクルしたり、フェルト化してしまったセーターをバッグにしたりして、環境のことも考えるようになる。

大量生産のモノからはあまり感じられない、人間と自然の共生を感じることができます。



そして静かな午後に一人でこつこつ何かを作ってる時は、やっぱり最高!



最初の思惑と違って、すっかり手作り日記のようになってる私のブログ。

でも、気が赴くままにいろんなものをつくり、ここで紹介して、自分だけではなく他の人たちも楽しんでもらえたらいいなあ。

ミシンが我が家にやってきた!

数日前の朝起きたときのこと。

私のパソコンのキーボードの上に、ブラザーミシンの領収書が置いてありました。それとともに、Merry Christmas!!のメッセージが!なんと遅れに遅れたクリスマスプレゼントが届きました!もう7月なんですけどね(笑)。


今年のクリスマス、年末は日本に帰国したこともあり、旦那とのプレゼント交換を特に行うこともないままでした。私は後から手編みマフラープレゼントしたけれど、私の欲しいものリストがなかなか決まらず、先送りになってたクリスマスプレゼント。で、私もすっかり忘れていました。


そして、先月ミシンのクラスを受けてから、ミシンで頭がいっぱいになってた私。ミシンで縫い物する夢までしっかり見ました。。


そこに目をつけた旦那は早速ミシンを買ってくれたのです!わーい!




で、我が家に来たのはブラザーミシン。刺繍だって出来るし、糸だって自動で通ってしまうミシン。
小学校の家庭科の授業で使ってたのとは大違い。あ、もう20年前くらい??

パソコンも携帯もかなり古いものを使ってる私にとって、
これは私の持ち物のなかで最先端かも!

早速週末、本を読みながら小物入れとバッグを作ってみました。参考にしたのは、以下の本たち。

Sew & Stow: 31 Fun Sewing Projects to Carry, Hold, and Organize Your Stuff, Your Home, and Yourself!
Sew & Stow; 31 Fun Sewing Projects to Carry, Hold, and Organize Yourself!
かわいい写真と色に惹かれて借りてきた本。
パスポートケースかわいいかも。ソーイング用具を入れるケースも便利そう。


Bend-the-Rules Sewing: The Essential Guide to a Whole New Way to Sew
Bend the Rules SEWING
これは基本的なミシンの使い方、用具の説明などが載ってたので
熟読しました。作者の文章が読みやすくて、初心者をくじけさせないように書いてあります。
こういうのって大切よね。


Martha Stewart's Encyclopedia of Sewing and Fabric Crafts: Basic Techniques for Sewing, Applique, Embroidery, Quilting, Dyeing, and Printing, plus 150 Inspired Projects from A to Z
Martha Stewart's Encyclopedia of Sewing and Fabric Crafts
マーサスチュワートにはまったく興味がなかった私。
だって、日本で伝わってくる情報といえば「カリスマ主婦」「インサイダー取引」だけだったような気が。。

でも、実はこの本よかった!そして早速彼女のテレビ番組も見てみました。
結果、カリスマ主婦っていうタイトルは、彼女にはかなり不似合いだと思いました。
ライフスタイルコーディネーターみたいな感じかな。
手作り全般なんでもやり、料理もし、インテリアデザインもする、ビジネスウーマン。
昔は株のブローカーだったらしい。

この本は写真がきれいで、やる気にさせてくれます。

出来た小物入れとバッグの写真はまた次の機会にアップします。


そういえば、なぜ日本ではミシンって言うのでしょうか?英語だとソーイングマシーンって言うのです。ミシンって英語だと思ってたのに、一体どこから来た言葉なんでしょう??

マシーンがにごって(?)ミシンになったのかしら?



Friday, July 1, 2011

Elizabeth Zimmermannのファンになりました。



Elizabeth Zimmermann's Knitting Workshop
思わぬ掘り出し物!

図書館でWaiting Listにサインアップしてから1ヶ月。先日ついに私の手元にやってきました!

 
Knitting Workshop by Elizabeth Zimmermann (DVD)

編み物する人の中ではとてもとても有名なニットデザイナー、エリザベス・ジマーマン。

ようやく手に入れた彼女のDVDは、とても古めかしい感じが漂い、彼女を知らない人はわざわざ手に取ったりすることもないであろう雰囲気たっぷり。

でも!!!これがよかったのです!!

私、このDVDですっかり彼女の信者に改心しました。


以前から名前は知ってはいて本を手に取ったこともあったけれど、装丁も古く、彼女の本の中にはタイプライター時代のものもあるので読みづらそうで、正直あまり意識化にはなかったんですね。

でもDVDなら入りやすいかも、と思ったのが大正解でした。

まず何がいいって、彼女の自然で飾り気のない、あっさりした感じがとても親しみやすく、「難しいこといわないで、編んでみなさい。編み目が合わなかったらね、こっそり増やし目したり減らし目したりするのよ。だれも気づきゃしないんだから」的な姿勢がよくて、彼女が説明すると難しいことも難しくないような気にさせてくれる。編み物を誰にでもアプローチしやすくしてくれてるのです。これは大きな貢献ですよね。


そして、とっても好き嫌いがはっきりしているのです。それが見ていて気持ちいいくらいで、ますます彼女のファンに(笑)。たとえば、増やし目にはM1(Make1) やKfb(Knit front and back)をよく使いますよね。

でも彼女は「増やし目は絶対にBack loop cast on。そのほかの方法は私のblessingを受けないわよ」とか(笑)。

 
イギリス出身の彼女がもつ皮肉やユーモア、議論好きで、一筋縄ではいかないその態度が、とってもリアルで編み物を学ぶだけではなくて、彼女のその様を見てるだけで楽しめちゃいました。
 
 
興奮している私の横で見ていた旦那まで「I really like her!!」と言ってました。うんうん!
 
 
彼女はセーターを編みに編んで、独自のエリザベスパーセンテージシステム(EPS)を生み出したことで有名です。これは身幅を100%として、ネックは40%、袖は20%など丸ヨークのセーターを基本にして各部分の割合を出したもの。
 
自分のサイズにあったパターンが見つからなくても、このEPSを使えば自分サイズのセーターが出来ちゃうのです。おお、なんてすばらしい発見!!
 
 
彼女はセーターを編むときも、最初から立体として頭の中でよく組み立てて編んでる様子がよく分かり、まるでSculpturistのよう。頑固だけど、頭の中はとってもフレキシブルなんですね。
 
 
DVDですっかり信者になった私は、早速本も借りてきてました。
 

Elizabeth Zimmermann's Knitter's Almanac
これは最近寝る前に読む本。
それぞれの章が、1月2月となっていて
その月ごとに編む物を提案しています。
アランセーター、ベイビージャケットなど。
彼女のライティングは語り口なので、
読んでると落ち着くのです。
なので、夜寝る前にぴったり。

The Opinionated Knitter
EPSはここに載ってます。
このタイトル「頑固なニッター」、よく彼女を表してて好き。
この本は、彼女がタイプライター&手書きで作ったニュースレターを
元にしてあります。ライフストーリーもあって
彼女の人となりを知ることが出来ます。
 



















彼女が精魂を込めて編み出したシステムやデザインの数々。まさに温故知新とはこういうこと。何十年も前に出版された彼女の本には新しいスキルや考え方がいっぱい詰まってました。


うーん、いい人に出会えた満足感でいっぱいです。