
今日の私の机の様子。
窓際にある机は日中時折光が差し込んでくる。そこに座って手を動かすことが、私のお気に入りの過ごし方。近くに暖房もあるからなおよし。外では旦那が日曜大工に励んでるところ。
今日は4本棒針を使って余り糸の小さなきんちゃく袋を編みつつ、この間作った薄ピンク色のフェルト小物入れが寂しげだったので、ボタンと刺繍でかわいく飾ってみようと思い立つ。取り掛かるプロジェクトがあるってとっても楽しい。
母は手仕事が好きで、とても上手で細かくて、プロとしてものを作って売ってもいた。けれどそんな母を傍らに、自分にはものづくりは絶対にできないとずっと信じて疑わなかった。手仕事する人を尊敬し、憧れ、手作りものも大好きでよく買ってはいたけれど、30年近く自分で何かを作るっていう発想にはまったく至らなかった。
それなのに、シアトルに来てから突然目覚めたように手作りの世界にずぶずぶはまっていった。
それはアメリカでなかなか自分好みの可愛い小物、帽子、マフラーやアクセサリーが見つからなかったこと。
そして旦那の一言。「自分自身の限界Limitationを定めてるのは社会でもなく、家族でもなく、他の誰でもなく、自分なんだよ」
この言葉は私にとってEye-openingで、曇っていた視界が突然開けた感じだった。
かたくなに信じて疑わなかったことが、ほんの些細なことで突然はらって崩れることがある。
まさにそれ。あ、そうか私もしかしたら自分で何か作れるのかもしれないって。そもそも、「できない」ことに根拠なんてなかった。
それから始まった毛糸、ビーズ、ボタン、刺繍糸の収集。
旦那さん、あなたが何も言わなかったら、きっと私はこんなにモノを集め始めることもなかっただろうに。散財してごめんなさい。でも私が「できる」ってことに気づかせてくれて、ありがとうね。
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