それがこちらに来て、かぎ編みに再度挑戦し、とってもはまり、その次に棒編みもはじめ、これにはどっぷりとつかることになってしまいました。
毎回思うのが、ただの表編み(Knit)と裏編み(Purl)だけで出来るバラエティの豊かさが魅力。本当に人間のクリエイティビティと表現力って素晴らしいと、毎回編み物するたびにうっとり。。。
先日もうっとりしながら、また編み物をしてました。今回は日本が誇る!野呂英作さんの毛糸のなかでもYuzenという毛糸をシアトルの毛糸やさんで、一玉だけ手に入ったので、何か出来ないかと考えてました。(このYuzenは廃盤らしく、セールになってたのでした)
野呂の毛糸は大体が一玉50グラム。アメリカで普通に売ってる毛糸は一玉100グラムなので、野呂さんのは一玉が小さめ。アメリカの100グラム毛糸が一玉あるだけでも、結構なんでも作れるのだけど、野呂さんのは50グラムで出来るものを考えなくちゃいけない。
50グラムだと大体できるものは・・・
折り返しなしのシンプルなリブ編み帽子
細めのマフラー
リストウォーマー
ネックウォーマー ・・・くらいかしら。
このYuzenはウールとシルクの混合だったので、きっと軽めの春用ネックウォーマーならいいかも!と思い、早速編んでみました。
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Noro Yuzen Spring Cowl |
ちなみにカウルというのは輪になったマフラーのこと。こういうネックウォーマーも、長めのスヌードもまとめてCowlといいます。
出来上がりは大満足。パターンはScrunchable Cowlという編み図をラベリーからダウンロードして使ってみました。縄編みの要領で編んでいくのですが、いかにもな縄編みにはならず、Scrunchableつまり「くしゃ」っていう感じの編地に仕上がります。Scrunchableていうのは造語で、本当はScrunchっていう動詞を変化させたもの。この動きのある編地がなかなか素敵。
野呂の毛糸は色が変化していくのが、編んでてとても楽しい。私はそのグラデーションを全部惜しみなく見せたいので、輪針で丸く筒状に編んでいく作品(帽子、ネックウォーマー、手袋など)に使うことが多い。だって、マフラーみたいにまっすぐ編んでいくと、どこかが首の後ろに隠れちゃって色が見えないでしょ?
シアトルはまだ日が落ちると肌寒い。そんなときに、役立つ優秀なカウルです。
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