Tuesday, June 28, 2011

棒と糸でつながる歴史


編み物が好きな人にはいろいろな理由があるのだろうけれど、私にとっては、なんといっても単純な道具、棒と糸だけで広がる無限の可能性に魅せられます。

Mock Cableパターンで指なし手袋を編んでみました。


この間ミシンを見にお店に行ったときのこと。

全然知らなかったこの世界。今のミシンはすごいことになってました。すべてコンピューター化されてて、糸だって針に自動で通ってしまうし、複雑な刺繍だってボタン一つで好きなところに出来ちゃう。CDROM付きだとか、カメラ付きミシンなんてのもあって、その進化にはちょっとびっくり。数年先はどうなっちゃうのかしら?


でも棒と糸と人の手で創る編み物は昔からずっと変わっていない。


Knitting America: A Glorious Heritage from Warm Socks to High Art最近図書館で、「Knitting America」というとてもいい資料本を見つけて読んでいたのだけど、その中に載っているどんなに古い絵画や写真を見ても、いつの時代も変わらずやっぱり棒と糸だけで編んでる人たちが描かれてました。



昔からまったく姿を変えずに今に伝わってきて、そしてそれを現代の人間も同じように楽しめるっていうのはすごいアートの形態だと思う。


実は私、手刺繍も結構好き。ローテクなものに惹かれるし、自分のペースにも合ってるのかもしれない。



この間編み物のDVDを見ていたときに、編み物が子供の教育に有効だということも聞きました。

編み物で身に付けられるスキルとは・・

Patience ---辛抱強さ
Math----目数を数えたり、パターンを見て計算したりすることで算数の力もつく。
Communication Skills----友達に編み方を教えてあげることでコミュニケーション能力も養える。
そしてなによりCreativity!----糸と棒だけで無限の可能性がある編み物。



心を静めるリラクゼーション効果もあるので、ヒステリを起こしがちな子や、落ち着きがない子にも効果があるって言われてます。

アメリカでは編み物のこういう効果を研究した論文まで出てるんですよー。読むととっても面白いです。



日本でも教育にも生かされるといいですね。

うふふ、編み物はあなどれませんよ。(笑)

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