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Monday, March 26, 2012

編み物用プロジェクトバッグ

編み物を始めたころは、ひとつのものを編み始め、それが終わると次のプロジェクトに入るという規則正しい編み方をしていました。

でもだんだん欲張りになってくると、気が多くなり、同時にいくつもの編み物プロジェクトを編み進めることになります。私の現在の進行中の作品は、靴下3足とラップカーディガン、そして指なし手袋。これではやっぱり仕分けするバッグが必要!

いままでは帰国したときに買った、無印のぺらぺらの小さな布トートバッグを使っていたのですが、せっかくかわいい生地があるんだから!と久しぶりにミシンを取り出しました。


うーん、、やってないと、忘れるものですね。ボビンの巻き方までうろ覚えになってましたが、なんとか二つのプロジェクトバッグを一晩で完成。


丸底になっているので、毛糸やらを入れるとすとんと立ってくれます。大きいほうは少しハリを出すために、フランネルをはさんで縫いました。

ゴムループをつけて、ボタンで留めます。
ふたをめくるとこんな感じ。


おっと、ラウルくんも入ってきました。
そして実際に使うときはこんな風にして使います。


お出かけのときは、この小さな靴下用バッグをいつものハンドバッグに入れて行きます。ちょっと見えてもかわいいでしょ?

ちなみにこのバッグは、1, 2, 3 Sew: Build Your Skills with 33 Simple Sewing Projectsの中に載っていたペンシルホルダーを大きめにして作ったものです。


このバッグを突然作りたくなったのは、靴下編みの楽しさを発見したから。小さくて、持ち運びがしやすくて、軽く、場所を取らないので、靴下はどこでも編める!旦那を車の中で待ってるとき、バスで移動中のとき、カフェでゆっくりしてるときなどなど・・・。

靴下編みは、編んで、そして実際に履いてみてこそその独自の充実感が味わえるものだと思います。だって、靴下用の毛糸は決して安くない。ワンペア作るときは、最低でも15ドルくらい。高いと40ドルくらいする毛糸だってあります。

既製品を買ったほうが安いし、まあまあ丈夫なのに、なぜ編むの?

私もずーっとそう思ってました。

だけど、実際に編んでみて履いたときの充実感と、だれでも靴下は履くっていう必要性がその魅力なのだと思います。好みがそんなに分かれないので、サイズさえ合えばギフトには最適。

いまは、サイズ12の旦那用にも編んでます。手編みの靴下は手直しが自分できるから、すぐ穴を開ける旦那にも、安心して履いてもらえそうです。


Wendyさんの本を読みながら靴下編み。
とくに大きめサイズの彼の靴下編みは
ちょっと時間がかかりそうです。


Tuesday, February 28, 2012

冷戦下に作られた毛糸Peace Fleece

今日は先日買ったPeace Fleece Worstedについてお話したいと思います。

Peace Fleeceという会社のことはKnitting for Peace: Make the World a Better Place One Stitch at a Timeという本を読んでからずっと気になっていました。



このPeace Fleeceという会社は1985年に、Peter Hagertyさんと奥さんのMarty Tracyさんが冷戦下にあったソビエトから羊毛を買ったことから始まります。

冷戦の緊張を日々感じる中で、PeterさんとMartyさんはソビエトで作られた羊毛を買い、アメリカの羊毛と混ぜた毛糸Peace Fleeceを作ろうとしたのです。

ベトナム戦争を経験したPeterさんは、戦争の中でもたくさん人たちが家族を思い、日々の暮らしを営んでいることを実感し、小さいながらもこうした個人の貿易で、ソビエト冷戦の緊張が緩むきっかけになればと願ったそうです。


ピースフリースの話を読むと、
ますますこの毛糸がいとおしくなります。

もちろん、冷戦下のため貿易は困難、さまざまな紆余曲折はあるものの現在に至るまでこの会社はロシアだけではなく、東ヨーロッパ、中東諸国などから羊毛を買い、経済的や政治的な理由で生活が困難な現地の人たちへ雇用の機会を与えるだけでなく、羊毛というツールを使ってそれぞれの国に住む羊毛農場の人たちや職人たちの交流を進めてきています。

国際教育を学び、その後手作りに没頭している私としては、このPeace Fleeceの国際交流促進のヴィジョンにはとても共感するところがあり、これからもずっと見守っていきたいと思っています。

このPeterさんのお話はとても素敵なインスピレーションあふれるストーリーなので、是非Peace Fleeceのホームページをのぞいてみてください。ここの毛糸は直接Peace Fleeceからも購入できますよ。

ちなみにこの毛糸のラベルにはWarm Wool From A Cold War (冷戦下からの暖かい毛糸)と書いてあります。この会社のヴィジョンがしっかり表れてますね。



毛糸の色合いもどれもとっても素敵で、単色の中にも少しずつ違う色が混ざっていて、深みがあります。私の買ったGeorgia Roseはローズピンク色ですが、よく見るとオレンジと白いつぶつぶっぽい色も入ってるのです。ゲージは4sts/ インチなので、Worsted weightよりもAran weightといったほうがいいかもしれません。

手触りはモヘアが入ってるけれど、肌に直接あたるものよりも、セーターやベスト、帽子向きかもしれません。テスト用の編地を手洗いしてみたところ、毛糸が膨らんでやわらかくなりました。色落ちもまったくありませんでした。他のレビューによると、ピリングも少なく、耐久性も良いそうです。


このPeace Fleeceには毛糸以外にも、パターンや編み針、ボタンも売っています。現地の職人さんが手描きをしたボタンは素朴でとってもかわいいです。この素朴な毛糸でカーディガンを編んだら、是非このボタンをつかってみたい!

アメリカにもいい毛糸がたくさんありますね。これからもいろいろ発見していきたいと思います。


Monday, February 13, 2012

ウール刺繍の雲ブローチ

夜型の私には、真夜中過ぎた頃からいろいろなひらめきが訪れたり、何かの衝動に駆られることがよくあります。

その先日駆られてしまった衝動は「刺繍」でした。何だか使うのがもったいなくて、パッケージに入れたまま飾っておいたTako FibersさんのCrewel embroideryキット「Cloud Pin」。パリッと封をあけて、早速開始したのが夜中1時ごろ。

雲の模様があらかじめフェルトに書いてあるので、その上をなぞるようにフレンチナッツスティッチで覆っていきます。


この雲はフレンチノットでむくむくした質感を出していきます。

小学校のころ、手芸の中でも刺繍だけは何だか楽しくて、しばらくはまっていたことがあります。どういうきっかけだったのか忘れてしまったけれど、きっと刺繍の先生だった祖母と、とにかく何でも器用にモノを作れてしまう母の影響だったのは確か。

小学校の家庭科の授業で、実際に簡単な刺繍を教わる前には、大体のスティッチをやったことがあったため、家庭科の先生には「かわいくない子ね」的に扱われたことも・・・。なんだか懐かしい思い出です。


さてこのキット。フェルトにウール刺繍をして、ピンをつけてブローチにするようになってます。なかにはウール刺繍(Crewel Embroidery)用の毛糸が入ってます。

いままではDMCの糸で刺繍しかしたことがなかったので、ウールを刺繍に使えるのね!と内心わくわく。ウールの世界の幅がまた広がってしまいました。


調べてみると、この毛糸はおなじみBrown Sheep社のWaverlyという毛糸。ニードルポイントやこういう刺繍用に使われる3Plyのもの。実際使うときはこの3Plyになってる一本一本を別々にして使っていきます。刺繍糸と同じ感じですね。



近くの毛糸やさんではこんな風に小さいSkeinで売ってました。

このブローチで使ったスティッチは、フレンチナッツスティッチ(雲の部分)とスピリットスティッチ(雨の枠の部分)とサテンスティッチ(雨の全体の部分)です。ピンクの毛糸は自前です。

せっかくだから顔もつけて・・・


できあがり!


Wednesday, February 8, 2012

いろいろリストウォーマー


大好評だったリストウォーマー。母からのリクエストにお答えして、段染めの毛糸でいくつかまた編んでみました。

手前のは4x1リブ編み。奥のはスパイラルリブ編みです。あとあと使ううちに伸びて馴染んでくることを仮定して、かなりきつめに編みました。手前の毛糸はクロバーのランドネの残り糸。奥のは確かダイヤ毛糸のものだったと思います。


他にもアヴリルの「レインボーループの手袋」キットの毛糸が実家から送られてきたので、これも指なし手袋かリストウォーマーになる予定。綺麗なルビー色のシルクとウールで出来ている「レゴ」という糸と、パープル系の小さいループがくっついているレインボーループという糸の2本取りになっています。



コーン巻きです。
 それだけでもかわいい糸なので、メリヤス編みでいいでしょうと思い試し編みしてみました。


このレインボーループはちょっと引っかかりやすいのですが、ポコポコ顔を出すさまがかわいくて、作品を編むのが楽しみです。シルクの光沢と、ループのふわふわが面白い組み合わせ。さすがアヴリルです。

ここの糸はどんなに小さい余り糸でもきちんと取って置きたくなるものばかり。少し残っていたのをビーズと合わせてピアスにしたり、かぎ編みでお花やボールを編んでみたり、ラッピングのコサージュ作りにしてみたり・・・。




眺めてるだけでもうれしくなります。実際に編むよりも眺めてる時間のほうが長いかも。

そうそう、今月シアトルの南にあるタコマでMadrona Fiber Arts が行われます。この地域では結構大きなイベントで、4日間に渡り「編み、織り、紡ぎ」に関する様々なクラスや講演があるのと、いろんな場所からの毛糸やさんの出店もあります。

私は土曜日にクラスを受ける予定。去年行ったときよりも、はるかに編み、毛糸全般に関する知識が増えたと思うので、今回はますます楽しみ!

またその時の様子はレポートしますね。

Monday, February 6, 2012

Nordic Heritage Museumに行く。

シアトルのBallard(バラード)という地域は、北欧色の強い街です。

というのも、1800年代に北欧移民の人たちがたくさん住み着いたのがこのエリアだったからなのだそうです。普通のスーパーにもアメリカの国旗でなく、北欧諸国の国旗がはためいていたりします。いろんな国の人で出来ているアメリカらしい光景ね。

このBallardに前から気になっていたNordic Heritage Museumがあったので、週末に早速行ってきました。

以前は学校だった建物を利用しています。
さて、この北欧諸国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、デンマーク)ですが、どれも国旗が似てますよね??これはデンマークの国旗を最初に元にして他の国の国旗が出来たそうです。

どれがどの国の国旗だったしら・・・とちょっと自信がなかった私。
館内で便利なポスターを見つけたので、パシャリ。

これをみて国旗の復習をしましょう。

本来美術館は大好きなのですが、特に北欧に興味を持った理由はもちろん編み物!のほかに旦那のお父さん方は1800年代に北欧からアメリカに来たこともあり、いまは自分の名字も北欧系だということもあってずっと行ってみたいと思ってました。

まず1階は北欧移民の歴史。どういう背景があって北欧諸国を離れアメリカに新しい土地や仕事を求めて人がやってきたのかが詳しく説明されています。その理由は政治的、宗教的、飢饉、人口過多、病気の蔓延などさまざま。



アメリカには船で何週間もかけてニューヨークのエリス島を目指したそうです。ここには出発前の現地の船場にアメリカに行くための必需品を揃えるお店が再現されていました。ここで長い船旅に必要な食事や衣料品などを揃えたのだそう。

再現されたお店の様子。
よーく見てみると、あっ!!


生地に毛糸も売ってます!こんなところで妙にテンションがあがってしまいました。

他にも実際にアメリカに着いてからの生活の様子などの展示も。

はるばるやってきた先に待ってたのは、
とってもきびしい生活。

1階の展示数の多さにすでにかなり満足していたのですが、2階に行くと更に北欧移民の人たちのメインの仕事であった漁業と林業についての展示、そして衣装や家具、手工芸の展示がありました。

現代の陶器の展示も!

マッシュルーム柄。

ピンクのお魚?かわいい。
そしてついに見つけました。


Stone Spindle Whorl。
これは石器時代にデンマークで使われていたものらしいです。
ウールだけでなく、コットンや麻なども紡いだそうです。

ノルウェーのセルブーで編まれていたミトン。
白と黒の細い毛糸で細かく編みます。
エイトスター(八つ星)のデザインが有名です。


糸巻き機も。
木製で素敵です。

織物の長い歴史を持つ北欧。
もちろん紡ぎ車も。

そのほか、3階には5カ国それぞれの国についての詳しい展示もありました。でもこれらの国では編み物って本当に生活の一部なんだなあと実感。アイスランドの展示ではロピーのセーターも飾ってありました。なかでも驚いたのが林業に携わる男性たちは仕事が終わって夜の食事の後はカードゲームを楽しむほか、糸紡ぎもしていたのだそう。きこりさんが糸紡ぎをしている姿、ちょっと見てみたいです。

あと編み物以外に興味が湧いたのが、デンマークのボビンレース。その精巧なレースは職人技。手工芸って本当にすばらしいです。

展示されてるのはボビンです。それぞれ細工がいろいろされてます。

こんなにたくさんのボビンを使うなんて!すごい技術です。


この美術館、本当に見どころいっぱいでした。全部見終わるのに2時間くらいかかったかもしれません。


興味のある方は是非いってみてくださいねー。毎月ニットカフェもやっているそうです。

Nordic Heritage Museum
3014 NW 67th Street
Seattle, WA 98117

Tuesday, January 24, 2012

スウェーデンの伝統的な編み方Twined Knitting

Twined Knittingという編み方、このクラスが近郊の毛糸やさん3件くらいであるのを知り、一体どんな編み方なんだろうと思っていました。

このTwined Knittingは思わず「ツインドニッティング」と言ってしまいそうですが、正確には「トゥワインドニッティング」という感じに発音します。日本語では二重編みというそうです。スウェーデンに伝わる古いテクニックらしく、編地が二倍に厚くなり、風をしっかりよけて、でもフェアアイルと違ってストレッチ性があるとか。

うーん、、、、気になるキーワードがたくさんある。。


その後、編み物の先生YOUTUBEを見ても、あまりいいTutorialがなく、本を読んでもいまいち理解できなかったのでTwined Hatの2時間クラスを、引越ししたてのFiber Galleryで取ることにしました。


そしてクラス当日、雪が解け始めて街が回復し始めたせいか、新しいお店にはたくさん人が来ていました。


クラスはお店のなかにある大きな木のテーブルで行われました。生徒は私を含めて2人。こんなに少なくてもキャンセルしないでやってくれるのは嬉しいこと。先生は若い女性で、もう一人の生徒さんはおばさまでした。

まずこのTwined Knitting に使ったパターンは、Basic Twined Hat。指定された毛糸はCrystal Palace YarnsのTaosでした。グラデーションがあり、質感はSingle plyのようなのですが、よく見ると違う色の毛糸がplyされているので、編むとちょっとツイードっぽくなります。100%ウールで、フェルト化しやすそうな糸です。

今回のパターンはとってもシンプルだったので、またこれは旦那用に・・・と思い、買った色はブラウン系の28番。


この帽子は、毛糸玉の最初と終わりの両端を使って、裏で交差させながら編んでいきます。フェアアイルだと、裏に渡る糸がわりとまっすぐしているのですが、このTwined Knittingでは裏に渡る糸を見てみると交差されてるのが良く分かります。

帽子のなかはこんな感じ。
糸がねじれながら渡っています。
本来は両方の糸を右手で持ちながら進めるものらしいですが Continental Knittingの私としては右手に両方もったらスピードがかなり遅いため、いつものように左手に2本の糸を持ちました。

でもそんなに難しいこともなく、いったんリズムを覚えると楽しくって楽しくって、これはまたはまりそうな予感です。生地はふっかふっかしていて、とーっても暖かい。


ブリムの部分は1x1のTwined rib stitch
ボディはTwined knit stitchです。

基礎的な帽子なのでテクニック自体は難しいこともないのですが、数目編むたびに、糸のねじれた部分を直さなくてはいけなくて、それが最初は大変でした。くちゃくちゃにこんがらがっちゃってね。普通の帽子を編むよりもずーっと時間がかかりました。

ねじれた部分を直すには、両方の糸をもって、帽子を空中に浮かせると自然にくるくるまわって、ねじれが取れてきます。

慣れるとこの「編む、くるくる回す」というのがリズムになって、大変なこともなくなりました。


本当はTaos一玉で帽子が完成するはずなのですが、旦那のリクエストで耳たぶまですっぽり隠れるくらいのがいいとのことで、これからもう一玉買いに行きます。

この色、もうdiscontinuedらしいので、まだお店に少しだけでも残ってることを祈って・・・。


帽子の毛糸を買いに行くまで
編み続けたい気持ちを我慢できず、
思わず余り糸で編んでしまったTwined Cuff。

Saturday, December 31, 2011

皆様よいお年を!

ちょっと間が空いてしまいました。

先週は、予期せぬクリスマスパーティーのため、パーティーの当日だったクリスマスイブの日も編み続け、かなりインテンシブな日々を過ごしました。

でもみんなにとても喜ばれましたよ!特に意外だったのは、義理の父親の反応。彼はいつも野球帽ばかりなので、だめもとでプレゼントしたニット帽。でもパーティー中、ずーっと被ってくれていました!元漁師さんだった彼にはやっぱりニット帽お似合いで、大満足。ひげもじゃにニット帽はぴったり。


そう実はこの帽子、旦那のと同じパターンです。おそろいとか、絶対嫌がりそうな父子ですが、こっそり同じ帽子被らせちゃいました。ふふふ。

前日は集中するために、近くの本屋&カフェへ。
まるで試験勉強のようです(笑)

このとき編んでいたのは、前から編んでみたかったお気に入りのデザイナーさん、Clara ParkesのFoxgloves。レースの部分をきれいに出したかったので、メリノのまっすぐとした毛糸できつめに編みました。





他にも気に入ったのが、姪っ子に編んだ人気のハーマイオニー帽子。ちょっとパターンを変えてベレー帽みたいにしました。私の中では、いまベレー帽が大ブーム。髪の毛だってぺしゃってならないし、ふわってかぶるだけで暖かいし、なんといっても可愛い!

姪っ子がベレー帽好きかわからなかったけど、作っちゃいました。最初のゴム編みのあとに30目くらい増やし目をして、そのあとまっすぐ編み続けただけですが、ゆったり可愛いハーマイオニーのベレー帽が出来ました。



ちょっと写真が悪いですが、縄編みにアイレット模様が入っています。若い20代前半の姪っ子にはぴったりなデザイン。色白で金髪の彼女がかぶると、黒い帽子が何だかとてもシックに見えました。うれしーい。かなり自己満足です。


結果思ったのが、やっぱり手編みの小物は喜ばれるということ。なにしろ実用的だし、暖かいし、それだけの時間をかけたってことで、とても感心もされました。

手編みって自己満足な部分がかなり多いけれど、人に喜ばれるとやっぱりそれだけじゃないんだなと思います。来年もまたいろいろ編むぞ。


みなさま、よいお年を!そして来年もよろしくお願いします。


Thursday, December 22, 2011

4-skein くれよんベスト

昔から試験勉強に追い込まれると、突然小説を読みはじめたり、部屋の整理をし始めたりと、時間の限られてるときこそ何か他の事をしたくなることがよくありました。

いま、まさにそういう状況です。

もっとも試験勉強とは比べ物にならないほど楽しいクリスマスプレゼント編みなのですが、それも佳境を迎えて、それと同時に自分の楽しみのためだけにこそこそ編んでいた、Noroのくれよんベストが終わりました。


Rusticな(素朴な)感じに仕上がりました。
とっても好きな感じです。
去年セールで買ったくれよんが4玉残っていて、どうしてもベストにしたかったので、なんとか丈が短めのベストを編んでみました。今回はめずらしく、きっちりゲージをはかり、自分のサイズを測ってつくったオリジナルベストです。

いろいろセーターを編んでみた結果、アメリカに多いウエストシェイブがしっかりされている形はあまり好みでなかったことに気付き、今回はまっすぐ編みました。うん、このほうが私っぽい。

くれよん4玉でベストが出来るのかしら?と不安だったけど、出来ました。ちょっと余っちゃったくらいです。でも編み始めはかなり心配だったので、下のリブの部分は余り糸だったImperial RanchのColumbiaを使いました。


下のところは、違う色で。
色は212です。野呂の中でもくれよんは大好きな毛糸。シルクとかモヘアが入ってるのが好きな人もいるけれど、私はこの純粋は毛100%のざらっとした感触がとても好きです。色が変わっていく過程も面白いし、毛糸自体がちょっとぼこぼこしていて、編んでて楽しい。


1plyであることも好きな理由で、同じ1plyであるBrown Sheep Lamb's Prideなどもそうですが、縦のラインが強調されるんですね。

これはBrown Sheep Lamb's Prideの編地です。


メリヤス編みのVの形よりも、縦の一本線が目立っています。くれよんもLamb's PrideもZ twistだけで仕上げられているため、言ってみればオフバランスな毛糸。普通の2plyや4plyのようにSとZのツイストが合わさってないからこそ出来る編地なんだと思います。

こんなことも、スピニングをしてこそ気付いたこと。

いろいろやってみると、ますます羊毛のことがよく分かってきてうれしいです。


Wednesday, December 21, 2011

マインドレスなBaktus

クリスマスまであとちょっとです。

ショッピングモールの中のツリー。


プレゼント編みももう少しで終わります。やった!

あと一つ義理の父用の帽子を編むことになってるのですが、男性用のものはどうしても単純で、色で遊ぶことも、スティッチで遊ぶこともあまり出来ないので、後回しになってます。うーん、でも明日には編まなくちゃなあ。


実家から先日届いた荷物の中に、とっても楽しみにしていた「毛糸だま」が入ってました!うれしい!


アメリカにもたくさん雑誌があるけれど、編み図の数(60くらい)と値段(1,300円)からしたら、この日本ヴォーグ社の「毛糸だま」はかなりお得な感じがします。写真もきれいだし、読むところもたくさんあるので、毎日楽しみに少しずつ読んでます。ちなみにこちらの紀伊国屋では26ドルで売ってました。ひえっ!


さて、この間編んだ母用のマフラー。Ravelryで人気のBaktusを編んでみました。


ひたすら続くガーター編み。

このパターン、どこかで「Mindless knittingがしたい時はBaktusを編む」という人が多いことを知り、前から気になってました。でも機会に恵まれないままだったのですが、あるとき、母からもらった毛糸玉が二つあり、母にはカウル(ネックウォーマー)も手袋も作ったし、帽子はかぶらないしなあと思ってたところに、このパターンを思い出したのです。

このBaktusは最初Cast onを4目して、だんだん増やし目をして、1玉なくなったところで今度は減らし目をしていきます。そうするときれいな形の二等辺三角形(だっけ?)が出来るのです。

この2玉がきっちり生かせてうれしい結果に。ガータースティッチのおかげで伸縮性もあって、首にしっかりフィットします。


こういう三角形のマフラーは、北欧では一般的らしいです。ジャケットからちょっとだけ出てしまう首元を風から守り、首にフィットするので保温効果も抜群。中央の太くなったところを首の前の部分にあてて、先っぽを一周させて結ぶというのがスタイルらしいです。

暖かくてかなり気に入ったので、毛糸が2玉あるときはぜひ自分用に作ってみたいです。


最後の写真はこちら。

うとうと・・・

ラウルくん、最近パソコンの横の熱い空気が排出されるところを発見し、目を離すとすぐにパソコンの横にお腹を貼りつけてうたた寝するようになってます。

うーっ、ちょっと、画面見えないんだけど・・・。

でも電車でうたた寝するおじさんみたいに、首を揺らして気持ち良さそうなので、起こすのがちょっとかわいそうです。

Tuesday, December 13, 2011

クリスマスプレゼント作り

先週は旦那の仕事の手伝いで二人ともかなり不規則な生活をしてました。ワシントン州の大学はクォーター制で年に4期あるのですが、いつも期末はこんな感じ。

おかげでなんだか疲れがとれません(笑)。昔はもっと回復が早かったのになあ・・・・


何かとドラマに事欠かない旦那方の家族。今年はクリスマスパーティーもないかもね!(パーティー嫌いな私)と高をくくってましたが、どうやら姪っ子がパーティーを開くとのこと。

慌てて、いまプレゼント作りに追われてます。

今までに作ったのは、ワッチキャップ、ベレー帽、リブ帽子、フィンガレスグローブ2ペア。まだまだ作らないといけません。私が編み物することは十分知られてしまっているので、いまさら買ったものなんかプレゼントできません。気に入ってくれるといいけど・・・。


プレゼント作りも楽しいのですが、やっぱりどうしても自分のものも編みたくなる!ちょっと前に編んだカウルが素敵に仕上がり、いま編み図を書いてみてます。初めて書くので、他の人のを見ながらなのですが、これが結構楽しい。デザイナーってこんな感じなのかしらね。

これが、最近編んだもの。チェリー色はMadeline Toshで、ブルーのはMalabrigoです。二つとも微妙な色の変化がきれいに出ました。


スリップスティッチなので、ちょっと変わった編地ができます。

あとヴィヴィアンさんに習ったドミノ編みで、小物入れを作ってみました。

それぞれのブロックを編みつなげたあと、フェルト化したのでかなりしっかりしてます。先がとんがっているので、何を入れようか悩んだのですが、4本の短い編み棒入れにぴったりでした。


これは裏側です。

そのほかにも作りたいもの目白押しですが、しばらくは頑張ってプレゼント作りに集中したいと思います。

それと、先週実家にもプレゼントを配送しました。今週届くかしら?父へのひざ掛けはわりと私の中では大作だったので、反応が楽しみです。リクエスト通り、アクリルとウールの混合で、軽くて暖かいものができました。ガータースティッチのみだったので、かなり長い道のりでしたが、ガーターの持つ伸縮性はやっぱり使いやすいと思います。

パターンはこちら


もうすぐ届くよ。

今の時期に毛糸屋さんに行くと、駆け込みで毛糸を買う人や、店員さんにマフラーの編み方を教わる人なんかでにぎわってます。みんなプレゼント作りに追われてるのね。

クリスマスは親戚&家族にとって一大イベントなのがよく分かります。

Happy knitting!