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Monday, April 30, 2012

仕事のあとの編み物

今日は翻訳のボランティアの仕事を一日していました。
日本語から英語に訳す仕事だったのですが、あらためてこの二つの言語の構造の違いを実感。

英語って主語がいつもはっきりしていて、主語なしには文章が成り立たないようになってますが、日本語は主語なしで語ることがとても多い言語。そのため、日本語はあいまいな意味を持たせることがとても簡単です。あいまい、婉曲な日本の文化は日本語があってこそ成り立ってるものなのねー。

それに日本語って文章の最後まで読まないと言わんとすることが分からなかったりしますが、英語は冒頭から割と意味が明確に分かることが多い。それは英語は、言葉ひとつひとつがどこにかかっているかが明確だから。それに文章のなかに、Introduction, statement, body, conclusionがきっちり入ってると思います。

その代わり日本語は、何を言ってるのかが曖昧なため、川の流れのようにゆうゆう身体を任せて聞くほうが理にかなってる気がします。でも、それがかえって詩的のような気もして、そこが日本語の素敵なところかなあとも思います。

英語は説明的で、合理的。私もトピックによっては、日本語よりも英語のほうが話しやすいのは、きっとそういうdescriptiveな英語の特色のためかもしれません。

言葉と文化って本当にそれぞれが反映し合ってるのねー。


さて、編み物近況報告です。働いた後は、編み物で息抜きしなくちゃね。



これはリッチモアのバヤデールという毛100%の毛糸で編んでます。パターンは、Pure and SimpleNeckdown Wrap Cardigan。らくちんはトップダウンセーター。襟元から始めて、自分の好きな長さになるまで編めるので、「しまった!短すぎた!!」ということがなく、楽ちんな編みかたです。

これは着物のように、前が重なっていて、横できゅっと結ぶデザイン。ずーっと気になってたのですが、まったくシンプルな単色毛糸で編むと飽きるのは確実だったので、段染めの毛糸が手に入ってさっそく編み始めました。

おそらく7分袖になる予定。やわらかくて、モヘアが少し入ってるのでふわふわしてます。色は7、グリーン系です。


こちらはソックヤーン(靴下毛糸)で編んだShawlette。細ながーい三角スカーフです。毛糸は憧れだったClassic Elite Yarn のAlpaca Sox。これは以前ダウンタウンにあるショップ、So Much Yarn のセールのときに30%オフで購入。

Fingering weightで100グラムで450ヤードもあるので、靴下を編むとしたらかなり余裕で1ペアできます。アルパカにメリノウール、それに補強用のナイロンが20%入っているので、軽くてとってもやわらかいけど、丈夫な糸です。

全面ガーター編みで、三角の中心の隅から増やし目をしながら編んでいきます。横に色が変わっていく感じがとても好き。春に首元が寒いとき(シアトルではよくある)、ちょうどいいスカーフです。

明日から5月。早いもので、このブログを始めてから一年が経ちます。

いつも読んでくださってる方々、本当にありがとうございます。見えないけれど誰かとつながっているというのは、とても不思議な暖かさがある気がします。

またいつでも遊びに来てください。

Happy Spring knitting!



Sunday, April 22, 2012

Charity Knitting - クマのぬいぐるみ

Hello!!

かぎ編みをはじめたときに、練習用にと買った安いアクリル毛糸。

でも、編み物をちゃんとやるようになり、毛糸の質や種類にもこだわるようになってからは、お世話になったアクリル毛糸たちは、箱の中にしまったままにされていました。

アクリルは編むときのすべりが悪く、質の悪いシャンプーで髪を洗ったときのようにきゅっきゅっとするし、編み目もそろいにくいのであんまり楽しめないのです。中でもいいアクリル毛糸ももちろんあるのですが、安いからという理由で買った毛糸たちはやっぱり編みずらく・・・。


中途半端なので、寄付にまわすほどでもなかったのですが、そんな余りアクリル糸たちを集めて、こーんなかわいい子ができました!

はじめまして、くちひげクマです。


鼻と口の部分が、なんだかくちひげ見えてしまいますが(笑)、なかなかかわいいです。

大人気ないとは思いながら、かわいいぬいぐるみができるぞ!と思ったらアクリルへの愛情の薄さもあまり障害にはならず、とじはぎもそんなに苦にはならず、一日で完成!


このクマさんはMother Bear Projectという団体に寄付するつもりで作りました。

この団体は、アフリカの主に南部地域の孤児の子達に手編みのクマを寄付するという活動をしています。多くの孤児の子達は、親をエイズで失くし、家族からの愛情を受けることもなく、生きるのも大変な状態におかれています。遊具ももちろんなく、子供たちのなかではガラスのビンを人形に見立てて遊ぶ子も。そんな状況を聞いたアメリカの女性エイミーさんが、それならこの子供たちに手編みのクマのぬいぐるみを作って送ってあげようと始まった団体なのです。

寄付されてきたクマをもらった子達はとーっても喜ぶそう。これがはじめての自分の持ち物でもあり、初めてのぬいぐるみでもあり、家族がいない子供たちにとっては、このクマが愛情を捧げる対象にもなるからです。

この団体には毎月世界中から400以上もの手編みクマが届けられるそうです!!

パターンは団体のウェブサイトで売っています。棒編みだけではなく、鍵編みのパターンもありますよ!大切なのは、必ずこのパターンを使ってクマを編むこと、洗える毛糸(アクリル、コットンなど)で編むことなど。ホームページには詳しく規定が載っています。


あまっていた毛糸を使って編んだものが、遠くに住む子供に喜ばれるなんて、とってもうれしい。アメリカにはたくさんの編み物チャリティ団体があります。Charity Knitting と検索するだけでいろいろ見つかるし、地元の毛糸やさんも大体何かしらのチャリティーグループと提携していたりするので、興味のある方は聞いてみてくださいね。

Monday, February 6, 2012

Nordic Heritage Museumに行く。

シアトルのBallard(バラード)という地域は、北欧色の強い街です。

というのも、1800年代に北欧移民の人たちがたくさん住み着いたのがこのエリアだったからなのだそうです。普通のスーパーにもアメリカの国旗でなく、北欧諸国の国旗がはためいていたりします。いろんな国の人で出来ているアメリカらしい光景ね。

このBallardに前から気になっていたNordic Heritage Museumがあったので、週末に早速行ってきました。

以前は学校だった建物を利用しています。
さて、この北欧諸国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、デンマーク)ですが、どれも国旗が似てますよね??これはデンマークの国旗を最初に元にして他の国の国旗が出来たそうです。

どれがどの国の国旗だったしら・・・とちょっと自信がなかった私。
館内で便利なポスターを見つけたので、パシャリ。

これをみて国旗の復習をしましょう。

本来美術館は大好きなのですが、特に北欧に興味を持った理由はもちろん編み物!のほかに旦那のお父さん方は1800年代に北欧からアメリカに来たこともあり、いまは自分の名字も北欧系だということもあってずっと行ってみたいと思ってました。

まず1階は北欧移民の歴史。どういう背景があって北欧諸国を離れアメリカに新しい土地や仕事を求めて人がやってきたのかが詳しく説明されています。その理由は政治的、宗教的、飢饉、人口過多、病気の蔓延などさまざま。



アメリカには船で何週間もかけてニューヨークのエリス島を目指したそうです。ここには出発前の現地の船場にアメリカに行くための必需品を揃えるお店が再現されていました。ここで長い船旅に必要な食事や衣料品などを揃えたのだそう。

再現されたお店の様子。
よーく見てみると、あっ!!


生地に毛糸も売ってます!こんなところで妙にテンションがあがってしまいました。

他にも実際にアメリカに着いてからの生活の様子などの展示も。

はるばるやってきた先に待ってたのは、
とってもきびしい生活。

1階の展示数の多さにすでにかなり満足していたのですが、2階に行くと更に北欧移民の人たちのメインの仕事であった漁業と林業についての展示、そして衣装や家具、手工芸の展示がありました。

現代の陶器の展示も!

マッシュルーム柄。

ピンクのお魚?かわいい。
そしてついに見つけました。


Stone Spindle Whorl。
これは石器時代にデンマークで使われていたものらしいです。
ウールだけでなく、コットンや麻なども紡いだそうです。

ノルウェーのセルブーで編まれていたミトン。
白と黒の細い毛糸で細かく編みます。
エイトスター(八つ星)のデザインが有名です。


糸巻き機も。
木製で素敵です。

織物の長い歴史を持つ北欧。
もちろん紡ぎ車も。

そのほか、3階には5カ国それぞれの国についての詳しい展示もありました。でもこれらの国では編み物って本当に生活の一部なんだなあと実感。アイスランドの展示ではロピーのセーターも飾ってありました。なかでも驚いたのが林業に携わる男性たちは仕事が終わって夜の食事の後はカードゲームを楽しむほか、糸紡ぎもしていたのだそう。きこりさんが糸紡ぎをしている姿、ちょっと見てみたいです。

あと編み物以外に興味が湧いたのが、デンマークのボビンレース。その精巧なレースは職人技。手工芸って本当にすばらしいです。

展示されてるのはボビンです。それぞれ細工がいろいろされてます。

こんなにたくさんのボビンを使うなんて!すごい技術です。


この美術館、本当に見どころいっぱいでした。全部見終わるのに2時間くらいかかったかもしれません。


興味のある方は是非いってみてくださいねー。毎月ニットカフェもやっているそうです。

Nordic Heritage Museum
3014 NW 67th Street
Seattle, WA 98117

Monday, September 12, 2011

Blue Magic Vest完成!


Bulky yarnで編んだBlue Magic Vestが出来上がりました! 

じゃーん。


このパターンを編んだ人の中にはボタンをつけてカーディガンぽくしてる人もいましたが、Aラインのベストなので、つけないほうがラインがきれいに出るかな思い、ピンで留めることに。なかなかいいです、このデザイン。

縄編みがアンシンメトリーに入っているところも好き。襟もすこし高めにしたので、首もともあったかです。私のゲージは小さめだったのですが、パターンがM/Lサイズ用だったので、ちょうどよかったかも。


縄編みは8段、10段ごとを繰りかえします。

編み終わったときは、前の重なる部分が丸まってしまってちょっと心配だったのですが、ぬらしたバスタオルにはさんで2日間置いたところ、きれいにおさまってました。やっぱり仕上げって大切ね。

結局Brown Sheep Lamb's Pride Bulkyを4玉(500ヤード)使い切らずに編みあがりました。まだ少し残ってるのでアームウォーマーとかなら編めるかも。

今日、Knitting Dailyを読んでいたのですが、もうすでに今年のクリスマスプレゼントの準備をする時期みたい!日本ではちょっと考えられないくらいに、クリスマスのシーズンになると親戚、家族たちにと大量のプレゼントを買うことになるアメリカ。もちろん編み物人たちにとっては、とっても忙しくなるシーズン。家族全員にセーターを編んだり、親戚に靴下を編んだりとかする人たちにとっては、今から計画立てないと編み終わらないってことね。


10月のハロウィーン、11月のサンクスギビング、12月のクリスマスとアメリカはこれから大忙しです。


Friday, August 26, 2011

パッチワーク風トートバッグ

またまたちょっと久しぶりの更新です。

何をしていたのかというと、旦那が夏休みになったので、先週の日曜日から4泊5日のオレゴン州旅行に行ってきました!行き先はポートランドにオレゴンコースト。

ポートランドは好きな町。都市だけど、小さなコミュニティーがいろんなところに確立していて、小さな町的な雰囲気が味わえます。そしてこの町もとっても手作り人にはうれしい場所。チェーン店ではない小さな生地やさん、ボタンやさん、毛糸やさんなどが沢山あって、アート&クラフトをコミュニティが支えているのがよく分かります。

ワシントン州の隣の州なのに、州によって文化やそこに住む人たちもちょっと違うのがアメリカの面白いところ。ポートランドはシアトルよりもペースがゆったりとしていて、ここに住むのもいいだろうなあと思いました。


オレゴンはスローライフをとっても大切にしてて、有機野菜を食べ、日常品や服はリサイクルかRepurposeして自分で作ったりして無駄を省き、そして自分の住むコミュニティに積極的に参加する。なんだか前にいたバーモント州にちょっと似たところがあるなあと思いました。

オレゴン州もバーモント州もとにかく手付かずな自然に囲まれているところ。人間はそういうところに住むと、やっぱり自然にダメージを与えずに共生することを選ぶのかもしれないですね。そして本来こうあるべき。こういう方向に自分たちももっと生活できるようにしていきたいです。


今回の旅はポートランドに2泊。そのあと海岸にでて北上してきました。3泊目はリンカーンシティ、4泊目はシーサイド、そのあと古い町並みが残るアストリアを通ってシアトルに帰ってきました。オレゴンコーストは本当にきれいだった!

たくさん話したいことがあるのですが、今日は旅行の前にがんばって完成させたバッグを紹介。旅行中の買い物バッグとして、ガイドブッグやパンフレット入れとして、とっても役立ち大満足!

メインの生地はグッドウィルで買ったインテリア用の丈夫な生地。
それにお気に入りの生地をパッチワーク風にして縫いました。

ポートランド・サタデーマーケットに行った時に写真をとりました。ちなみにこのマーケット、日曜日もやってるのですが、3月から12月まで毎週末行われているとのこと。かなり大きな規模で、食べ物、ジュエリー、陶器、バッグ、ソープ、キャンドルなどなど、楽しいお店が沢山。こういうの大好き。



持つとこんな感じ。
ハンドルはバッグ用のコットンウェビングをつかいました。
メインの生地でハンドルを作るよりも丈夫で正解だったかも。

反対側はこんな感じ。
余った生地やFat quarterを使うのにぴったり。

裏地はコットン100%。
スナップつき。

自分の作ったものを持ち歩くってとっても気分がいいもの。しかもマーケットで小物をだすお店の人にバッグを褒められ、ますますご機嫌でした。


最後はお勧めの本屋さんについて。

ダウンタウンにあるパウエルズ・ブッグス

この本やさん、新本と古本を扱うとっても大規模な本屋さん。夜11時までやってるので、私たちは夕飯のあと閉店まで数時間ここで過ごしました。カフェもあります。

そしてさすがポートランド、クラフト関係の本も充実してて、見たことない本も沢山ありました。本好きなら簡単に数時間過ごせてしまう場所。オレゴン州はsale taxがないので、ますます買い物熱に拍車がかかってしまいました。。だってシアトルでは買い物するたびに9.5%も税がかかるので、なにをかっても思わぬ金額になるのですが、オレゴンでは見たままの価格で買えるのです。

そんなこともあって、さっそく数冊購入。うーん、危険なタックスフリーの誘惑。。。


ポートランドの生地やさんと毛糸やさんの紹介はまた次回。

たくさん書きたいことあるなあ。


Sunday, August 7, 2011

映画館にあまり行かなくなった理由。

とにかく映画が好きで、ニューヨークにいたときには映画配給会社でインターンシップをし、映画祭と言えば迷いなくどこでも行っていた私が、シアトルに住むようになってからは映画館はとおーい存在になってしまいました。

まあ、家でも新しい新作映画がケーブルテレビを通して見れてしまうというのもあるけれど、映画館に行くっていうのは本来「映画を見に行く」以外にも、「映画館でゆったりと一人の時間を楽しむ」というかなり重要な目的があります。そして私の場合は「映画みたいから映画館に行く」よりも、「一人で静かにゆったりしたいから映画館に行く」ということが多いのが事実。


東京にいたときは、仕事を定時に終わらせた日に、一人でいそいそ映画館に行って(たまにアルコールとともに)暗闇の中で静かに映画見ることが、至上の楽しみだったのになあ。うう、懐かしいっ。


アメリカの映画館でも、同じことが出来ると思ってたのですが、それは違いました。こっちの映画館では、そういうゆったり一人時間を楽しむことが出来ないのです!(いや、出来るのかもしれないけど、少なくとも私はまだ出来てません。。)


多くのアメリカ人は常に自分の意見や感想を述べることが非常に多く、それを当然のごとく公共の場だろうが、場所や他人の視線を構わず発揮させてます。渡米当時は、このありとあらゆることに関して、いちいちはっきりとした自分の意見や好みを持っているアメリカ人ってすごいなあ、と思ってました。中和的意見が多い日本に長く住んできた私にとっては、この「あ、自分は別に何でもいいです」という態度と対極にあるアメリカ人の態度に驚いた。

でも生活も長くなってくると「誰も聞いてないのになんでいちいち話すの??」とちょっと鬱陶しく思うことも事実。。あれ?でもよく考えてみると、私の隣に座ってるこの旦那も同じことしてるじゃない??

例えばテレビを二人で見てるとき、ニュースで誰かが言ってることに賛成できないと(賛成しないことがほとんど)自分の意見をとうとうと述べはじめるし、ドラマにしても、コマーシャルにしても何かしら感想やつっこみ、意見を述べている。

そして、横に座ってる私はそのせいで、たまにテレビ音声が聞こえないこともあります(苦笑)。

「ねえねえ、ちょっとボリューム下げてよ。テレビじゃなくて、あなたのボリューム」と言うと、「それはちょっと難しいなあ」と言われました!え?つまり、意見感想を述べるっていうのは自分が話したいからというよりも、意志関係なく起こるリアクションみたいなものってこと??


すごいなアメリカの教育。個人主義、自己主張っていうのが意志関係ないところまですりこまれてるなんて!


でも、まさにこれが映画館を楽しめない理由なのです。数ヶ月前、楽しみにしてた映画を一人で見に行ったとき、まわりのみんながひたすら映画に対する意見交換やつっこみをしてるので、リラックスはおろか、映画にも集中できないまま私の映画館体験は終わってしまいました・・・。その上、ポップコーンが頭の上から降ってきたしね。Of course!


みんなぁ、映画館くらい静かにしようよー。



自己主張はいいこと!って日本にいたときは感じてたし、そう社会でも強調されるようになってきたけれど、アメリカに来てみるとこの極度な自己主張(特に公共の場での)はそーんなにいいことではないと実感した日でした。

Friday, July 22, 2011

あれが食べたい!という欲求

国際結婚って想像以上にかなり普通で、同じ国の人同士の結婚とそんなに変わらないんじゃないかなあと思う。でも、違う国で育って来た同士は慣れ親しんできた環境が違うわけで、あえていえばそれによって「おっ!?」と思うことがある。


先日の「おっ!?」は食に関して。


先日の夜中、旦那さんが突然「ピーナッツバターが食べたい!」と言いました。え、そんなもの食べたくないよ私。


この国の人は割りとピーナッツバターにかなりの愛着を示します。他にもドーナツ、ピザ、アイスクリーム、ポップコーンなど。。。

「この国の人ってさ、なんだかピザか(子供が好きそうな)甘いものがあれば幸せって感じだよね。そういうものが無性に食べたくなるのが私にはよくわかんないなあ」

と私がいうと、彼は

「日本人にとっては、カレーとかラーメンとかうどんとかがこういうものにあたるんじゃない?だって日本のテレビ見てると必ず全国のラーメン食べ歩きとか麺類やカレーの特集やってるじゃない。あれは立派なアディクションだよ」と。


ううっ。確かにそれは本当かも。私も甘いものへの執着はあまりないけど塩分を恋しくなることはある。。

なるほどね。あれが無性に食べたい!っていう欲求は形を変えつつ、それぞれの文化にも存在するってことか。時々ラーメンが無性に食べたくなってしまう私には、夜中にピーナッツバターが食べたくなってしまう旦那を非難することは出来ないってことねー。うぅ。

Sunday, July 17, 2011

ハンバーガーを食べて思うこと。

昨日はグリーンカードの申請以来受けていなかった健康診断を受けてきました。ちょっと心配だった体重と血圧・・・。でも結果、体重も増えておらず、そしてアメリカ生活の影響で高血圧になっていることもなかった!万歳っ自炊生活!



で、普段は旦那に誘われてもNOの一点張りだったハンバーガーやさんについつい行ってしまいました。だって、そんなに太ってなかったし・・・ね(笑)。

頼んでみたのはミニチーズバーガー。アメリカには珍しい小さめ日本人サイズ。
大きいものばかり見慣れてたので、このサイズみてテンション急上昇。

行ってみたのはいつもなんだか賑わっているバラードのトレーダージョーズの隣にあるThe Counterというお店。いろんな組み合わせが出来て、自分なりのお気に入りバーガーを作れるから人気みたい。Build your own burgerっていうのがコンセプトのよう。味も美味しかったです。

日本だとハンバーガーなんてまったくと言ってもいいほど食べないけど、アメリカではレストランでもバーでもどこでもハンバーガーがある。日本だとどうしてもファーストフード店っていうイメージだけどね。レストランとかでハンバーガーを注文すると、ステーキと同じ要領で「ミディアム?レア?」とか聞いてくれます。このお店でもちゃんと焼き方を聞いてくれて作ってくれました。


とにかく、「選ぶ」ことが好きなアメリカ人。個人個人が強いこだわりを持っていて、好き嫌いの意思がはっきりしてる人たちにとっては、こういうチョイスがたくさん与えられるのはうれしいみたい。

日本にサンドイッチのSubwayがアメリカから来たときに思ったのが、
「自分でパンの種類や中身を全部選ばなくちゃいけないなんて、なんて面倒なの?!」
選択式に慣れてない多くの日本人の人たちがおそらく「もうっ何でもいいって!」って感じたと思うけど、それがこの国では逆なのです。


結局は、自ら選択して決断する力(Decision-making skill)がしっかり養われているのよね、ここの人たちは。

アメリカにきてからよく感じるけど、日本で生活してたときは、自分で決めなくても物事が自然に何とかなってたり、そもそも「選択」することよりも、決まったことを与えられることの方が多くて、わりとぼーっとして生きてきた気がする。でもこっちにいるとこのDecision-makingをする場が結構たくさんあるので、ぼーっとする割合が俄然減った気がします(苦笑)。


私、すこしは成長してるのね(笑)。


ハンバーガー食べながらいろいろ考えた土曜の午後でした。








Tuesday, July 12, 2011

Yard Saleで見つけたもの

この時期、晴れの日が多くなるシアトルでは週末あちこちでヤードセールが行われます。


ヤードセールって??

これは個人のお家のヤード(庭先)に使わなくなったものや古いものなどを並べて売ること。面白いのは、ヤードセールを見るとその家のセンスや好み、趣味などが丸分かりなこと。そして何よりも安い!

そしてなーんでも売ってるヤードセール。なかにはこんなもの?と思うものも多くて、稼ぐために売ってるのではなく、あくまでも家の持ち物整理をしたいがためにやる場合がほとんどのよう。まあ、みんな物持ちなのよね、きっと。


個人的にはヤードセールってリサイクルが盛んなアメリカ文化の一つだと思う。多くの人がヤードセールにスリフトショップ大好きだったりするしね。



そして、今回はちょっとしたものが買えました!


メインの道路に出ている矢印をたどってたどり着いたこのお家。売っているモノを見てると、どうやら旦那さんはコンピューターゲームが大好きな人らしく、ゲーム関係の本やソフトウェア、子供の玩具、本のほかに、奥さんがクラフト好きなのかキャンドル作りのセットのほか、ソーイング関係のものを発見!


刺繍用のフープと、ニードルセット。
このパッケージに惹かれました。
これ全部で25セント!!ちゃんと針も入ってるのよー。


ほらね。糸通しまでついてました!


うちの旦那さんはヤードセールめぐりが結構好きで、土曜日の朝早めに起きれたときは、近くのベーグルやさんでコーヒーとベーグルを買ってから、二人で車で近所をうろうろするのが日課。


今度の週末も楽しみ!人の庭先から思わぬものを見つけたときの喜びはひとしおです。。


Happy Thrifting!

Thursday, June 23, 2011

アメリカで上手く生きていくコツ

アメリカに来て4年がもうすぐ経ちます。(ひっ、もうそんなに?!)

ブログタイトルが「アメリカでうまく生きていくコツ」だけど、決してそんなに器用に上手くは生きてきてはいない私(笑)。

学生生活、仕事、結婚といろいろアメリカで経験してきて、まだまだ未熟なところがいっぱい。だけど、それなりに経験し、沢山学んだつもり。


そして、なかでも学んだことは、自分を大切にすること、そして守ることだと思います。



数年前、仕事で特に大きな失敗していないのにも関わらず、とてもきついことを上司に言われ、かなり気にしていた時のこと。アメリカに10年以上暮らしている友達にがつんと言われました。

「Don't take it personally(個人的に受け止めないこと)。人の言ってることいちいち気にしてたら、この国じゃ生きていけないわよ。他人は他人。自分は自分。上司が機嫌が悪いのはthat's her problem。何も間違ったことしてないんだし、それでも彼女の機嫌が悪かったらそれは彼女のせい。Keiのせいじゃなんかじゃない。」


これは衝撃的でした。だって、根拠はなくても上司の機嫌の悪いのは絶対私のせいだと信じ込んでいたから。


そしてNGOでアメリカ人のスーパーバイザーと話していたときも同じようなことを聞きました。
「If the person is not happy with what I did, that's his problem, not mine, because I did my best. 」

アメリカ社会で働いてる人たちは、自分と他人の間にはっきりとした線引きをしているんだということを目の当たりにしたのです。自分の役割はきちんと果たしたのだから、それ以外で起こったことは自分の責任じゃないと割り切ってる。そしてそうやって自分を守ってるんだと。



確かに、文化的にも感情を表にはっきり出すExpressiveな人間が多いため、機嫌の悪い人や文句のある人、口の悪い人なんかはちょっと近づくのも怖いくらいで、そういうのをいちいち気にしていたら気疲れで大変なことになる。(はい、私のことです・・・)


That's not my problem, that's their (your) problem.

このフレーズ。すごくよく聞く言い回しなのです。そしてとてもよくアメリカ社会を表していると思う。他人の責任と自分の責任の境界がはっきりしている。とってもドライな感じがするけれど、良くも悪くも、そうやって自分を守ってるんだ。


周りの人間との関係性が何よりも重要視される日本から、とにもかくにも最初に自分ありきなこの国。




でもこの「自分が一番大切」には悪い意味だけじゃなくて(笑)、いい意味もあるのです。
Put on your own air mask first.
(誰に付けるのよりも)最初に自分に呼吸マスクを付けなさい。


これもよく聞く言葉。何か緊急時には他人よりも自分をまず守りなさい、ということ。でもこれは実は利己主義なのではなくて、自分が呼吸が出来なくなったら、自分の大切な人を守ることはできないから、自分を最初に守りなさいという意味なのです。なるほど!

最初に聞いたときは、すごく利己的な感じでぎょっとしたものの、言われてみれば自分を守らずに何が出来るの?ということ。


他人をまず第一に考えることが文化でもあり、美徳のひとつである日本。この言葉、日本だったらきっと「Put on the other person's air mask first. 最初に他人に呼吸マスクをつけなさい」ていうふうになるんだろうな。



うーん・・・、日本とアメリカ。近い存在のようで実は全然違う文化習慣を持つ国。でもこの違いがあることが面白いし、そこからアメリカの文化社会だけじゃなくて、自分の文化、習慣も学べるし、結果自分も成長できる。


そっか、だから4年前私はアメリカに来たんだったわ!

Sunday, May 29, 2011

日本のおどろき習慣

旦那が日本の学校で働いていたときのことを聞くのは結構楽しく、先日もいろいろ話を聞いてました。その経験話をしてるときの彼の一言を今日は紹介。


「中学校で教えてたときに、ある日を境にして、みんなの着ている洋服が突然変わったんだ。その急激な変化をみんなで成し遂げている日本の子供たちにおどろいたよ」



そう、衣替えのこと!


うーん、確かに思い出してみると、中学校の時に6月のはじめには制服を冬服から夏服へ、そして秋には夏服から冬服に替えるのが習慣になってました。

こんな当たり前に思っていた衣がえ習慣に驚く旦那に、私も驚きました。


ワタシ「え?こっちじゃそんなのないの?」

ダンナ「ないよ。みんな年間を通して、自分の着たい服を着たい時期に着るのが普通だよ。なんで着るものを制限されないといけないの?大体人によって体感温度もちがうんだし」


なるほどね。さすがこの自由大国で育ったダンナ。ルールとか決まりとかにたいして、素直にハイとはいかないのよねー(笑)。



みんなで一緒に何かを同時にするっていう行為は日本ではどうってことない。でも旦那の視点からだと、それは自然なことではなくて「成し遂げるachieve!」っていうすごいことになっちゃうのね。


毎日、いろいろ気づくことたくさん!

Wednesday, May 18, 2011

アメリカ人のルーツ

その昔、多分中学生くらいまではアメリカ人はみんな「アメリカ人」だと思ってました。アメリカ人も日本人みたいに単一民族なんだろうと。

その後、日系アメリカ人の存在や、アメリカの歴史、移民大国であることを知ってアメリカ人の中でも多様性があるんだとは分かってたつもり。


でも、実際にその多様性を体感したのは、数年前アメリカの大学院に来たときのこと。

アメリカ人生徒が自分のルーツを話したがることに気づき、なんだかとっても衝撃的でした。「私はイタリア系よ」「僕はポーランド系と、アイリッシュが混ざってるんだ」「私はスコットランドとレバノン系」などなど。こんな会話日本じゃありえない!

もとをたどってみればみんな移民だったアメリカ人。自分の先祖がどこから来たのか興味を持つのはとっても自然なこと。大学院で会った多くの人は「自分のルーツ探し」として先祖がいた国を留学先を選んでるのも納得しました。


私の旦那は母方がアイルランド系、そして父方はデンマーク系です。確かに言われてみると、彼の人の良いところ、情熱的、頑固なとこはアイリッシュから、顔つきに背の高さ、独特の皮肉なんかはデンマークから来てるのかしら・・・???いや、やっぱりこれは彼自身の性格かな。

いずれ二人でこの二つの国を訪れてみたいです。

Friday, May 6, 2011

幸せな家庭のひみつ

”Happy wife, happy life’

最初に聞いたとき、なるほど!アメリカの結婚観をよくあらわしてる言葉だなあって思いました。実は旦那もよくこう言うのです。たとえば家財道具を買うときとか、私と彼の意見が違ったときに最終的には「ハッピーワイフ、ハッピーライフだからね」といって、私の好みの方を買うことになったり。。

つまり「奥さんが幸せだったら、その家庭自体が幸せになる」ということで、奥さん中心に物事が決まったりするのです。

私たちがよく見るテレビのチャンネルで、HGTVというのがあります。終日ずーっと、家に関することばかりやってるチャンネルで、いろんな人の家選びから、家のインテリア、庭の手入れなど、
アメリカ文化を垣間見れるし、それにどのくらいの金額でどういう家が買えるのか、人はどういう家を買うのかってみてるとかなり面白い。

そのなかで、実際の夫婦がお互い違う家を気に入ったときに、旦那さんの方が結局折れて「Happy wife, happy life」といって、奥さんの気に入った家の方を選ぶことが結構多かったりするのです。

経済的には旦那さんが支えていても、奥さんっていう存在はやっぱり家庭の中心で、旦那さんは奥さんを一番にする。それがアメリカでは当たり前みたいなのです。


そうそう、日本人男性と国際結婚している中南米の友達と結婚観の違いについて話してたときのこと。

友達は「日本人の旦那は奥さんよりも、子供を一番に扱うのよ!ラテンアメリカでは、まず第一に奥さん。その次に子供よ。日本は結婚すると突然子供中心になって、夫婦が夫婦じゃなくなって、ただの両親になるのよね」といってました。

うーんなるほど。ちょっと分かるかも・・・。

アメリカでは、子供が出来た後でも、子供を預けて夫婦で食事に出かけるデートナイトっていうことをみなさん普通にしてます。子供が出来ても、相手のことを「お父さん」「お母さん」とは呼ばないものね。

うちはどうなるのかなあー

Wednesday, April 27, 2011

一番は他人?それとも自分?

今回の東北関東大震災のアメリカでのメディア放送で気になったこと。

日本でも海外メディアを通して言われているようだけど、アメリカでもこの震災がきっかけで『日本人』に対しての関心が高まったみたいです。中でも、震災直後の東京都心でのバスを待つ人たちの整然とした列、震災地の人たちが救援物資のトラック前につくる列、そうした列が自然に出来て、それに静かに、ただ辛抱強く待ち続ける日本人たちの姿は、アメリカのメディアには衝撃的でした。

テレビでもラジオでも『震災直後の日本のあんな風景はアメリカではありえない!数年前のハリケーンカトリーナの時は大勢の人々が救援物資のトラックの上にまで人が登り、物資を奪い争っていたし、暴力事件、窃盗事件が耐えなかったのに・・・』と。

そこで思ったのが、私たちの教育のこと。

日本ではおそらく一番よく言われ続けてきたこと、それが『人に迷惑をかけないようにしなさい』。家族のなかのしつけだけではなく、義務教育の中でも、そして社会においても、『人の迷惑にならないように』日々過ごすことが大切とされる。その結果、生まれる『和』というのは日本の美徳のひとつだし誇るべきものだと心底思う。でも『迷惑にならないように』生きるには、常に他人がどう思うかという、まず他人の意見を重視した生き方が生まれる。自分がどう思うかというのは二の次になる。

日本の集団主義はその『他人に迷惑をかけてはいけない』っていう根本の信念があるからこそ成り立つもの。でもアメリカのような移民大国で、なおかつアメリカ人といっても様々な文化背景、価値観、人種から成り立っている国では、みんなが同じ信念を持っているとは限らない。むしろ無理だとも思う。だから自然と個人主義にもなるし、その結果、常に『他人』のことを考えるよりも『自分』や『自分の家族』が一番になる。

日本ではやっぱり緊急時においてでもみんなが秩序を保とうとして『他人』のことを考え、集団の『和』を大切にするんですね。これって世界的に見ればすごい特殊なこと!!

でもこの日本人の信念は日本にいる限り有効だけれど、外に出るとちょっとややこしいことにもなるのです。

シアトルのカレッジで留学生相手の仕事をしていたとき、授業中にディスカッションの際、自分の意見を言わないといい成績がもらえないこと、そしてプレゼンの連続にストレスを抱える子達に多く会って、いろいろ話をしました。そりゃあ、いままで個々人の意見はさほど重視されてなかった社会から、突然自分の意見を主張することこそが大切な国に来たのだもの。大変なのはあたりまえ。私も渡米当初、大学院でどれほど苦労したことか・・・。


『他人』が一番?それとも『自分』が一番?


アメリカと日本で実は似ているようで、かなり違う。大量の情報が飛び交い、多くの人間も行き来するけれど、異なる信念に支えられてそれぞれの社会が成り立っていると思うのです。

だから、私がたまに疲れるのもしょうがないか・・・。