Monday, May 30, 2011

Brown Heather Cardigan完成!

昨晩予告したとおりに、カーディガンが編み終わりました!やった!

どうしても早く着たくて仕上げのブロッキングもしないまま、今日シアトルセンターであったフォークライフフェスティバルに着ていってしまいました。ちょっと途中暑くなってしまったけど、日陰に入ると風が冷たいシアトル。毛糸の半そでカーディガンは5月末でも着れます!

すっごく満足な仕上がり。鹿の子編みも正解だった!

クラフトショップもいつものようにたくさん出ていました。その中の人にもカーディガンを褒められてご機嫌(笑)。こういうことが、次へのモチベーションになるのよねー。




このデザインかわいい。旦那に協力してもらい、パチリ。

4日間の大きなイベント。フード、クラフト、パフォーマンスになんでもあり。そしてすごい人!

 なかでも生演奏で面白い人たちがいました。

前方に座っているお姉さんの楽器はのこぎり!

このお姉さんの楽器は洗濯板!

今日は天気もよく、とっても気持ちのいい日でした。日本人の陶芸家の人から”蕎麦ちゃこ”も買っちゃったしね。



最後におまけ写真。

日本食レストランは多いけど、この名前ははじめてかも。

Sunday, May 29, 2011

キャピトルヒルの手芸やさん

新しいお店を見つけて、しかもそのお店が自分の好みだったりするとすごくうれしい。

今日はそんなうれしい発見がありました。キャピトルヒルに毛糸&手芸やさんを見つけたのです!

Stitchesスティッチズというお店。布と毛糸と裁縫関係のものを置いてます。

Stitches (スティッチズ)
http://www.stitchesseattle.com
場所はキャピトルヒル。East Pike Street沿い、BMWの向かい側にあります。


お店自体は小さいけれど、なんだかかわいらしい居心地のいいお店。毛糸はCascadeを主に扱っていて、Cascadeの様々な種類がおいてありました。そして様々な布。大手チェーンのジョアンにはないような、ちょっとしゃれた生地もありました。うーん、魅力的。

うれしかったのはボタンのセレクション。普段はジョアンで買ったり、毛糸やさんでバラ売りのものを買ったりしてたのですが、このStitchesには今まで見たことのないブランドのボタンが揃えてありました。

それはドイツ製のDill-buttonsというブランド。色あいや、形、マットさ加減がとっても私好み。もちろん買ってしまいました。。

マスタード色とローズ色。

きっと、黒とか茶系のセーターにつけたらポイントになってかわいい!


そして、このお店はクラスもやっているのです。ミシンが欲しくて、でもミシンに触ったのは小学校の家庭科の授業の時がおそらく最後だったので、買う前にどこかで本当に欲しいかどうか試してみたかったのです。

お店のおじさんに聞くと、ミシンの初心者には買い物バッグを作るクラスがお勧めといわれたので
今度是非挑戦してみよう!新しいこと学ぶのは、いつも楽しみ。ちなみにこのおじさんは素敵なメガネをかけて、髭が名探偵ポワロのようでした。彼は編み物も教えるらしい!


ピンクの壁に、女の人のステンドグラス。

可愛いディスプレイ。

このお店、今度はクラスを受けに戻ってこようと思います。あとボタンのショッピングにもね。



そして、私のHeather Brownの半そでカーディガン、今夜出来上がりますよー!いまは袖を編み途中。明日には来て、外で撮影できるはず。うふふ、結構かわいく出来ましたよー。


もうすぐゴール!
結局一玉(227グラム、425メートル)を使いきりました。半そでだけど、とっても暖かいです。あの大きな一玉を身体に身に着けてるんだもんね。そりゃあ、ぽかぽかするはず。

また写真アップしまーす。

日本のおどろき習慣

旦那が日本の学校で働いていたときのことを聞くのは結構楽しく、先日もいろいろ話を聞いてました。その経験話をしてるときの彼の一言を今日は紹介。


「中学校で教えてたときに、ある日を境にして、みんなの着ている洋服が突然変わったんだ。その急激な変化をみんなで成し遂げている日本の子供たちにおどろいたよ」



そう、衣替えのこと!


うーん、確かに思い出してみると、中学校の時に6月のはじめには制服を冬服から夏服へ、そして秋には夏服から冬服に替えるのが習慣になってました。

こんな当たり前に思っていた衣がえ習慣に驚く旦那に、私も驚きました。


ワタシ「え?こっちじゃそんなのないの?」

ダンナ「ないよ。みんな年間を通して、自分の着たい服を着たい時期に着るのが普通だよ。なんで着るものを制限されないといけないの?大体人によって体感温度もちがうんだし」


なるほどね。さすがこの自由大国で育ったダンナ。ルールとか決まりとかにたいして、素直にハイとはいかないのよねー(笑)。



みんなで一緒に何かを同時にするっていう行為は日本ではどうってことない。でも旦那の視点からだと、それは自然なことではなくて「成し遂げるachieve!」っていうすごいことになっちゃうのね。


毎日、いろいろ気づくことたくさん!

Friday, May 27, 2011

編みながら、聞く。

今日バスを待ってたときに、ふと思い出しました。


私が数年前、寒い寒いバーモント州の山奥にある大学院で勉強してたときのこと。この学校は一コマが4時間もあり(!)そしてその殆どが講義形式ではなく、生徒たちがディスカッションをし、教授がファシリテーターという役割で授業を進めていくスタイルでした。

当たり前だけど英語を聞き取り、ノートを取るので十分苦しんでた(そして全部聞き取れてない)私の横で、4時間ずーっと編み物をしているクラスメートがいました。


「ノートも取らないなんて大丈夫なの?ちゃんと理解してるの??」


と日本人的な心配をしながら、そしてたまに毛糸を巻くのを手伝わされたりしたのですが(おいおい笑)、その子は編み物をしつつも、要所要所かならずディスカッションに参加しているのです!


「ええ??編み物してて、まるで授業に参加してないように見えるのに!?」




でも、そのオドロキが数年後の今になってようやく「なるほどねっ!」になりました。


編み物してると、周りの余計な雑音や、普段頭の中をぐるぐるしていることとか、心配ごととかがすーぅっとどこか遠くの世界にいってしまうんですね。

編み棒と糸を持って動かすだけで、心が静かになって、かえって講義や映画なんかに集中できるのです。



編み物やものづくりする人の間では、こんなことは発見というほどのことでもないと思うけど、今日突然Aha! momentが訪れて、ちょっと幸せでした。




でも、私もあのとき授業中編み物してたら、もう少し勉強した内容が頭に入ってたのかなあ・・・?

Thursday, May 26, 2011

ブックレビュー: ここまで編んだけど、やり直すべき?

Knitspeak: An A to Z Guide to the Language of Knitting Patterns
Knitspeak
by Andrea Berman Price
この間読んでた本で、ちょっとおちゃめなことが書いてありました。

その本とはKnitspeakという、編み物についてのA to Zが書かれているハンドブックのような本。大きさも日本の単行本より小さくて、編み物バッグの中に入れるにはちょうどいいサイズです。

ピンクの表紙に、黄緑色の吹き出しがかわいくて、思わず手に取ってしまいました。


中身はアルファベット順に編み物の基本単語からスキルまで幅広く載ってます。

どんな作品(帽子、マフラー、セーターなど)にどれだけの毛糸が必要かという表もあるので、このページはコピーして手帳の中にでも入れておくと便利かも。毛糸やさんで悩む時間を短縮できそう?!



なかでも一番気に入ったのが「To Rip or Not to Rip」(やり直すか、やり直さないか)という項目。



編み物する人なら誰もが抱えるであろう、このフラストレーション。

せっかくここまで編んだのに、ううっ間違いが!!どうしよう?編み進めるべき?それとも・・・


まあ、あくまでもケースバイケースだと思うし、プレゼントかどうかでも判断は変わってくると思うけど、この本には「どうするべき??」の壁にぶつかったときに役立つチェックリストが書いてありました。


  • 誰かが自分のマフラーを褒めてくれたとき、「でもね、ここに間違いがあって・・・」と自分から間違いを指摘してまうとき。→やり直すべき!
  • 誰も間違いには気づかないだろうけど、でもそれを身に着けるたびに間違いが気にかかってしまうとき。→やり直すべき!
  • 誰もが完全なものを作るとは思わない。唯一、創造者(神)だけが出来ること。だから間違いを私への尊厳としてとっておく。→そのままにしましょう
  • 誰も私が指摘しない限り気づかないと思うし、どうせ私自身も数ヶ月たったら間違いのことなんて忘れちゃう。→そのままにしましょう
  • 手作りのものは不完全であってこそ、そのスピリットが宿るもの。この間違いこそがそのスピリットが宿るための道筋だと思う。→そのままにしましょう
  • 編み物大好き!この作品が終わったら、すぐにまた次のものをはじめるつもり。どうせまた編むのだから、これを編みなおすなんて無意味。→そのままにしましょう
  • 上記のどれにも当てはまらないとき。→編み物途中のものから、すこしはなれてみるのがいいかも。

などなど。ちょっと面白いでしょ?


私の個人的な感想だけど、こういう個人的な意見を踏まえたチャーミングなことが書かれてたりするのが、洋書のひとつの魅力だと思うのです。一般的な意見よりも、すごく個人的な意見を載せてたりするのって好き好みが分かれるけれど、洋書ではそういうのも立派な魅力のひとつに思えます。


まあ、アメリカって、みんなかなり好き勝手な意見を言い合うのことが多いので(笑)、それの反映とも言えるのだけど。。。



Tuesday, May 24, 2011

セーターの進行状況



Custom Knits: Unleash Your Inner Designer with Top-Down and Improvisational Techniques
この本にセーターの
基本の編み方を
教えてもらいました!
現在、二つのセーターを同時進行中です。


ひとつめは先日も紹介した、Custom Knitsに載っていたPinkという名前のシンプルなVネックセーター。これは襟元から編み始めるトップダウン方式。74センチの輪針を使って、増やし目をしながらぐるぐる編んでいきます。

だんだん形になっていくのが面白くて、ずんずん編める!

トップダウン方式のすばらしいところは、編みながら試着できること。
ボトムアップだと最後まで試着できなくて、むずむずしちゃうのですが
この方法だともどかしい気持ちが解消されます!

これって結構大切よね?モチベーションがなくなることも少ないと思うし。



そしてボディが完成。袖をフルレングスにするか、七部袖にするかまだ思案中です。

リブ部分をちょっと長めにしました。

ちょっと見えにくいけど、両サイドには小さな編みこみを入れてみました。
すこしはスリムに見えたらいいな、という願いをこめて。。


AwareKnits: Knit & Crochet Projects for the Eco-Conscious Stitcher
環境のことを考えて
編み物をしようという
コンセプトの本。


もうひとつは、これも先日のブログに載せた、フィッシャーマンウールの余り毛糸で編み始めたBrown Heather色の半そでカーディガン。


これはAwareknitsという本の中のPolar Capを参考にしました。




このパターンは殆どがメリヤス編みでボディの前のところにだけ、ちょっとしたレース編みが入ってるのですが、前述のセーターで、メリヤス編みにちょっと飽きてたこともありSeet Stitch(かのこ編み)で全体的に縦ラインを入れることにしました。


バストのちょっとした辺りから、シードスティッチを入れ始めました。

メリヤスとシードスティッチを交互に入れたのでリブっぽくなってます。

こうやって見ると、どれも無印っぽい色合い。無印さえあれば、結構なワードローブが揃ってしまう私
。ニューヨークだけじゃなくって、シアトルにもいずれ来てくれればいいのにね。



さて、編み物とは全然関係ない話題をひとつ。

今日、ここ1年くらい疑問に思っていた英語がようやく判明しました!


毎朝テレビで天気予報を見ていると、全国放送のリポーターの人から地方のテレビ局の天気予報士に画像が切り替わるときに、「Here is what's happening in your #$%%#」といってたのです。

この最後の部分がおそらくneighborhoodらしきことを言ってるのだろうとは思ってたのですが、何といってるのかいまいち聞き取れなくて、なんかすっきりしないなあと思ってたのです。おそらくここ一年くらい。。うーん、つらかった。


その疑問の単語が今日、ついに判明!

それは、neck of the woods でした!これはイディオムでいわゆるneighborhoodと同じで「近所、近隣」という意味。森林の開拓地が多かった昔から使われてる表現らしいです。



「Here is what's happening in your neck of the woods.」

あー、すっきり!




Monday, May 23, 2011

ストリートフェアの季節がやってきました。

ユニバーシティディストリクトのストリートフェアが開かれるのは毎年5月末あたり。このストリートフェアはこれから始まるシアトルの夏のフェスティバルシーズンの幕開け的存在です。

http://www.udistrictchamber.org/StreetFair

この時期がやってくると、シアトル人はみんな外に頻繁に出るようになり、日が長くなった毎日を楽しむために、外を散歩し、バーベキューをやったり、レストランでも野外での席を開放し始めるのです。

そう、ようやくやってきたぞ、この時期が。シアトルに来て良かったなあと思える時期が(笑)!


とはいっても、先日は結構な寒空だったのですが、早速フェアに行ってきました。


普段歩いてる人たちをそんなに見ないシアトル。こんなに人がいたのね!

おまわりさんだって出動さ。
食べ物やさんから手作りものの出店もたくさんありましたよ。




もっちろんニット小物もありました。ヘアバンドに、リストウォーマー。



シルバーアクセサリーたくさん。German Silverを上手く使った指輪が印象的でした。買えばよかったかも・・・。


日本人の方が作ってるシルクスクリーンのバッグ。素敵!
 フェアとは関係ないのですが、思わず立ち止まってしまったモンタナ州の広告写真。




そしてフェアでもよく見かける「象の耳」もありました。そう、これは食べ物なんです!


まぬけな象さん。

どういう食べ物かというと、巨大な揚げパン(きっと普通の人の顔の2倍ぐらい)にシナモンシュガーがごっそりかかってるもの。カロリー高すぎ!なので、横目で見ている旦那を引っ張って今回はおあずけ。


そしてフェアには欠かせないのがパフォーマーたち。生演奏に、ダンスなんかはよくありますが、ちょっと不思議なおじさんを発見。


写真ぼけぼけですが、この不思議おじさんぷりは伝わるかしら?

何をやってるのかというと、「人間ビデオゲーム」みたいなもの(何だそれ?)。おじさん、若いお兄さんにまじめな顔で「ビデオゲームみたいに、僕が持ってるユニコーン(だったと思う)を倒すんだ。それを操縦してね」と黒い操縦機を指差してました。

で、早速お兄さんが操縦機をつかって倒そうとすると、おじさん異様に動き回ってユニコーンは全然倒れません。。

このくだらなさが人気で、テレビゲームおじさんはたくさんの人に取り囲まれていました。


これから9月くらいまではほぼ毎週末、どこかでやってるフェスティバル。またアップします。

Sunday, May 22, 2011

ブックレビュー: A Treasury of Knitting Patterns by Barbara G. Walker



A Treasury of Knitting Patterns
スティッチ天国へようこそ!
Knitting Book Review: A Treasury of Knitting Patterns by Barbara G. Walker


日本に住むお友達からこの本について聞かれたので、早速の初ブックレビュー!Iさま、ありがとうね。


前もちょっと書いたように、アメリカの編み物する人たちは必ず持ってるバーバラ・G・ウォーカーさんのこの本。私は図書館で借りているのですが、返した後にアマゾンで購入するつもり。

まずこの本を知ったきっかけ。毛糸やさんで毛糸を買うたびにパターンを買うことが多かったのですが、その参考本として、よくこの本の名前が載ってたのです。


で、もしかしたら、この本さえあれば自分で帽子とかマフラーとかも自在にデザインできちゃうのかも?と早速図書館で予約。1ヶ月半弱待って(古い本なのに人気あるのね、やっぱり)、ようやく手にした本は、期待以上のものでした!

まずは目次から。
1. Simple Knit-Purl Combinations
2. Ribbings
3. Color-Change Patterns
4. Slip-Stitch Patterns
5. Twist Stitch Patterns
6. Fancy Texture Patterns
7. Patterns made with Yarn-Over Stitches
8. Eyelet Patterns
9. Lace
10. Cables
11. Cable-Stitch Patterns

それぞれのチャプターには大体25~60くらいの種類が載ってます。値段は30ドルとお高めだけれど、この情報量を考えたら損はないと思います。それに、普通の編み物本ややっぱり流行のデザインなどがあって、年月が経つとそれほど本を開くことがなくなることもあるけれど、これは違う。

スティッチっていうのはそんなに古びないし、そのときその時で、自分の好きなデザインに応用できるし、季節も問わない。年月がたっても何度も何度もみることになる本だと思います。

最初に出版されたのは1968年!なのに今でもアマゾンで5つ星で居続けられるのは、やっぱり基本のスティッチ&応用スティッチがたくさん載ってるからじゃないかしら??


記号は一切ありません。アメリカの編み物本に多い、ひたすら文字での解説&白黒写真。

以下に、改めてまとめてみました。もし購入を検討している人がいれば、参考にしてください。

おすすめな理由:
①やっぱりバラエティに富んだスティッチの膨大な量!そしてバーバラさんがそれぞれコメントしてるのがすごい!「これはテクスチャーがやわらかいのでマフラー向き」「テーブルクロスにするとドレープがきれいに出る」とか。これは役立ちます。

②これさえあれば、自分のセーターにちょっと変わったスティッチを入れてみたり、同じスティッチをくりかえしてマフラーを作ったりも出来る!

③慣れれば、自分で応用して、自分オリジナルのスティッチも出来るかも!

③見てるだけで、編み物の無限世界にうっとり・・・。私はこの本とアイデアノートを持って、カフェに行ったらあっという間に2時間が経ちました(笑)。


注意すること:
①カラー写真は一切なく、白黒の写真と文字だけです。色にインスピレーションを得て作品を作るための本ではありません。

②あくまでもスティッチのみ。セーター、スカーフ、帽子なんかの編み図とかはまったくありません。

③チャート(記号)は一切ありません。英語の編み物本に多い、ただひたすら文字のみの解説。(上の写真みてみてください)慣れてない人には大変かも?


最後に私が前に作ったネックウォーマーの写真。これはこの本のDaisy Stitchを使ってみました。Purl 3 togetherは結構大変だったけどね。


これはかなりお気に入りで、部屋の中で寒いときによくしてました。
アルパカなのでやわらかーいのです。

この本と、編み棒と毛糸、それに想像力があれば間違いなく楽しい午後が過ごせます;)

Happy Knitting!

Saturday, May 21, 2011

英語のKnitting パターン

私は日本では小学校の時にお気に入りのぬいぐるみにマフラーを編んだくらいで、編み物はそれっきりでした。

なのですべての始まりはシアトルに来てから。そのため棒編みはすべて英語のパターンから勉強し始めました。こちらで編み物をしてると普通に感じることも、日本の編み物本を見るとその違いに、結構驚くことがたくさんあるのです。


まず、アメリカのパターンでよく言われること。

それはサイズ展開が幅広いこと。アメリカに来て見ると一目瞭然なのですが、人間のサイズ(?)がそれはそれは多種多様!

デパートにいっても、まずPetite(プチ)サイズ、レギュラ-サイズ、そして大き目のプラスサイズの売り場があるのが普通。そのほかにもトールサイズという背が高い人向けのコーナーもあります。

私はこのプチサイズコーナーで買い物しますが、プチの定義は162センチ以下の女性。というと、結構ほとんどの日本人の人はプチになりますね。プチ!日本人(笑)。


なので、当然ながらアメリカの編み物のパターンだってサイズ展開はすごいわけです。XS, S, M, L, XLにとどまらず、その上の1X, 2X, 3X まであったりもします。

日本の編み物の本はMサイズだけが載ってるのが普通。わりとみんな均等なサイズの人たちが歩いてる日本ってアメリカからしてみたら、とってもおどろきです。


そして、他にもよく思うのがシンプルなデザインが多いこと

細かい、凝りにこったデザインが結構ある日本。

アメリカでは、お店で売ってるようなシンプルなデザイン、そして普段に着れるデザインが多いように思います。シンプルな中でも、ウエストシェイプされてたりして、形がきれいだったり。

あと日本のデザインは繊細な可愛い系が多いようにも思うのですが、英語のパターンは大人っぽいシックなものが多いかも。

でも、この日本の”かわいい文化”は編み物の中でも浸透していて、Ravelryなんか見てると日本の編み物ファンはとーってもたくさんいます。


それぞれの特徴があるのはいいですね。文化が反映されてるなあとも思います。

アメリカにいると、なんだか凝ったデザインのものとかはちょっと浮いてしまって、着づらいのです。。都会のマンハッタンとかに住んでいれば別だろうけど、普通のアメリカ生活にはシンプルなものの方が役に立つ気がします。

Knitting Around the World: A Multistranded History of a Time-Honored Tradition
今年の秋に発売されるみたい。
世界の編み物文化が日本を含めて載ってるらしい。楽しみー!

その国独自に編み物の文化があるのって面白い。編み物通して、いろんな国の文化を見てみるのも楽しいかも!

そこでアマゾンで良さそうな本を見つけました!Knitting Around the World- A Multistranded History of a Time Honored Tradionというタイトル。

でもまだ出版されてないみたい。早速アマゾンで予約してみました。買うかは分からないけど、出版したらお知らせしてくれるからね。

 楽しいことたくさんだなー


Friday, May 20, 2011

Daisoで編み針購入

Daisoに行ってきました。そう、シアトルにはダイソーがあるのです。車で少し北上したLynnwoodのモールの端っこにひっそりとあるダイソー。こちらではすべて1.5ドルで売られてるのですが、アメリカの1 dollor shopの恐ろしいほどの品質の悪さ、そして何だかくさい匂いがする店内(?)に比べたら、日本のダイソーはとってもスバラシイ!店内がきれいに整理されてるし、買って使えるものがたくさんあるしね。

そこで今日はとってもいい買い物をしました。輪針です!3種類あった買ってみました。だって、普通の輪針は最低でも9ドルはするところが、一つ1.5ドル。うふふー



さすが日本のダイソー!こっちの1Dollor Shopには輪針なんて絶対ありません。

で、4.5ミリのを早速試してみたところ、先も結構細く出来てるし、コードもちゃんとフレキシブルだし何の問題もありません!きっと編み物プロの人からすれば、いろいろ問題はあるのかもしれないけど、まだ初心者の私にとっては十分。これはおすすめ。ブラボー、ダイソー!


そして、先週編み始めてる半そでカーディガンの毛糸を買ってきました。色はBrown Heather 。またフィッシャーマンウールです。だってお手ごろだし、色合いも好きなんです。そして1玉が大きい!227グラムもある!試しに日本で買ってきた25グラムの毛糸玉と比べてみました。



どーん!毛糸だってアメリカサイズさっ!

Custom Knits: Unleash Your Inner Designer with Top-Down and Improvisational Techniques
この本いい!購入決定!
今週はこの毛糸を買うまでカーディガンを編み進められなかったので、実はこっそり他のプロジェクトも始めてしまいました。


トップから始めるプルオーバーのセーターに挑戦したかったので、図書館で借りてきたCustome Knitsの中のPinkというVネックのセーターをはじめてみました。

今回の毛糸はCascade Wool 220を使いました。100グラムで200メートルあり、お値段は7.5ドル。色はTanとWhiteのツイードみたいな感じ。春先にも着れるように、七部袖にするつもりです。

トップから、輪針でぐるぐる編むラグランセーターです。

これから減らし目をしていきます。
シンプルなセーターが欲しかったので、ちょうど良さそう!
 このCustom Knitsの本のパターンでは、袖のところにラインが入ってちょっとスポーティーな感じなのですが、私のは袖のラインを入れず、ボディの両サイドに小さいケーブル模様を入れることにしました。

アメリカではなかなか自分サイズのセーターが見つからず、たまにJunior(ティーネージャー)のコーナーに行くこともしばしば。でも、自分サイズが作れるならそれに越したことありません。

どんな風になるのかたのしみ!また写真アップします。


シアトル、今日はとってもいい天気。早速外に出かけてきます。



おうちの外には木がいっぱい。お出かけ日和です。

Thursday, May 19, 2011

バスルーム工事の日

今日はバスルームの工事がありました。先週とった古い換気扇の代わりに、新しい換気扇を入れてくれるとのこと。そして湿気でめくれあがった床のタイルを交換するのだとか。

何しろ、雨振りで太陽になかなかお目にかかれないシアトル生活は、夏を除けば年間、湿気との戦い。普段は洗濯物は乾燥機で乾かすのですが、手洗いした毛糸のセーターを部屋干しすると一週間乾かないこともあるくらい!本当にジトジトなのです(涙)。


そして夕方4時過ぎに、大男が二人この小さい家に来て、屋根に穴を開けるわ、ドリルでがちゃがちゃやったりして、2時間くらいかけて工事してました。

結果、なんとこのローテクな家にモーションディテクターがついたハイテク換気扇がやってきました!バスルームに人の気配がすると自動的にスイッチが入って、換気扇が動き出すというやつ。

なんだかハイテクな換気扇がとっても似合わない家なので、ちょっと笑えます。。


来週は今日はがしたタイルの代わりに、湿気に強い新しいタイルを入れてくれるらしいです。

にしても、大きい家ならまだしも、このこじんまりした家に工事の大きなおじさん二人と旦那がいるとなんだか圧迫感があって、ちょっと息苦しかった。。。(苦笑)

Wednesday, May 18, 2011

アメリカ人のルーツ

その昔、多分中学生くらいまではアメリカ人はみんな「アメリカ人」だと思ってました。アメリカ人も日本人みたいに単一民族なんだろうと。

その後、日系アメリカ人の存在や、アメリカの歴史、移民大国であることを知ってアメリカ人の中でも多様性があるんだとは分かってたつもり。


でも、実際にその多様性を体感したのは、数年前アメリカの大学院に来たときのこと。

アメリカ人生徒が自分のルーツを話したがることに気づき、なんだかとっても衝撃的でした。「私はイタリア系よ」「僕はポーランド系と、アイリッシュが混ざってるんだ」「私はスコットランドとレバノン系」などなど。こんな会話日本じゃありえない!

もとをたどってみればみんな移民だったアメリカ人。自分の先祖がどこから来たのか興味を持つのはとっても自然なこと。大学院で会った多くの人は「自分のルーツ探し」として先祖がいた国を留学先を選んでるのも納得しました。


私の旦那は母方がアイルランド系、そして父方はデンマーク系です。確かに言われてみると、彼の人の良いところ、情熱的、頑固なとこはアイリッシュから、顔つきに背の高さ、独特の皮肉なんかはデンマークから来てるのかしら・・・???いや、やっぱりこれは彼自身の性格かな。

いずれ二人でこの二つの国を訪れてみたいです。

ダンナ

うちの旦那さんはあまり動揺することがないなあ、と思う。

仕事が忙しくて、いっぱいいっぱいになることはあっても、驚くとか動揺するとかそういうことがほとんどない。そして大変な状況とかにパニック状態になることもない。私が朦朧とした状態で救急車で運ばれたときでさえも、旦那はすごく落ち着いてしっかりしてた。

そういうことろに私はすごく助けられてます。


Don't worry, I'll take care of it. って旦那がよく言う言葉。

It will work out. We are fine. と言われると、ああ、大丈夫なんだって思わせてくれる。



結婚することもないだろうと思ってた旦那と、結婚なんて一大決心ぜったい自分には無理って思ってた私。意外にすっと結婚してしまった。

出会いって不思議。縁って本当にあるものなのね。

よかったね、私たち。


Monday, May 16, 2011

ひよこ豆のディップ、ハマス

日本にいるときから、いろんな国の料理食べるのが大好きでした。アメリカには伝統的な料理ってあんまり思いつかないけれど、その代わり移民大国である影響なのか、結構いろんな国の独特の材料が手に入ったりします。

特にシアトルには日系や、韓国系、中華系スーパーマーケットに限らず、ベトナム系、インド系、ロシア系、中東系など様々。でも、私たちがよく行くTrader Joe'sにも結構いろんな食材や材料があります。


近所のトレーダージョーズ。オーガニック系のものから
オリジナル食品も多数。美味しいものたくさんあります。

今日はいつも、そのTrader Joe'sで買うHummus(ハマス)を作ってみました。東京にいたときに中東料理レストランでピタパンと一緒に食べた記憶があるけれど、こちらでは普通にスーパーにも売ってます。

ハムスは普通ピタパンやナン、野菜スティックにつけて食べるディップですが、ハマスがひよこ豆から出来てると知って、買うよりも作ってみようと思いたちました。

作り方はいたって簡単!


ガーリックハマスの出来上がり!
パンにつけても、生野菜やゆで野菜につけても美味しい。
 
ガーリックハマスの作り方

材料
-缶づめのひよこ豆 1缶425g
 缶の汁も少し入れる
-にんにくつぶしたもの 2かけ
-オリーブオイル 大さじ2
-レモン汁適量
-塩少々
-タヒニ(練りゴマ)大さじ4くらい


材料を全部フードプロセッサーに入れてピュレ状にするだけ!


旦那がお腹をすかせて仕事から帰ってきたので、夕飯前のスナックとしてスティック状に切ったセロリやにんじんと一緒に出すと、うれしそうに食べてました。

ガーリック以外にも、ドライトマトやバジル、松のみ、アーティチョークやオリーブを入れても美味しいと思います。フードプロセッサーがある人は、是非お試しあれ!



余ってた毛糸で半そでカーディガンを編んでたら、
案の定糸が足りなくなりました。。。
買いに行かなくては!