アメリカでは終身雇用っていう考えがあまりなく、自分で学べることがなくなったとたんに職を変えたりして、頻繁に転職をしてスキルアップをしている人の方が評価が高いことがあります。そして、職が安定している、という考えもあんまりなく、ある日突然解雇されて、次の日には出て行かなくちゃならないという厳しい現実も事実。
だからか、アメリカでは割と共働き率が多い気がします。奥さんも旦那さんだけに頼ってたら生活がいつどうなるか分からないって思ってるのね。
そのためか、アメリカには奥さんが少しでも家事を楽にこなせるようなものが多い気がします。皿洗い機とかはもう当たり前!
その中でも私があってよかった!と思うのが、優れた電子鍋「クロックポット」!結婚祝いとして知り合いにいただいたのですが、アメリカではとてもメジャーな電子鍋。いわゆる、日本で言うスロークッカーかな?要は、朝出かける前に食材を入れておてスイッチを入れておくと、夕方家に帰ってきたころには、料理が出来上がってるという優れもの。
さて、このクロックポット、私なりのお気に入りポイントは・・
① どんな食材、野菜を入れても煮崩れることが絶対無く、形がそのままきれいに残ってる。
(たとえばジャガイモとか、味がしみて、しかも煮崩れしない!)
② そのままでは大きすぎて調理しずらいお肉も、お箸で切れるくらいにやわらかく料理できる。
③ 何よりも夕方疲れて家に帰ってきても、料理する必要がない!(笑)
④ そして、家のドアを開けた途端に美味しい香りがして、誰かがおうちで料理して待ってくれてるような錯覚が味わえる(笑)。これかなりうれしいものです。
そして先週末作ったのが、「キューバ風ポーク」です。
シアトルに美味しいCuban Sandwichのお店があって、よく旦那と行ってたのですが最近値上げをしてからちょっと遠ざかっていたのです。このサンドイッチ、とっても人気で中に入ってるのはローストした豚肉、ローストオニオン、ハラペーニョ、レタス、そして美味しいキューバのパン(フランスパンみたいにぱりっとしてるけど、中の密度が高くてしっとり)というもの。
もとはフロリダなど、キューバに近い方のあたりでキューバからの移民の人たちによってアメリカにわたって来たものらしいです。キューバではサンドイッチを食べることが多いんですって。
で、そのキューバ風の豚肉だけでも作ってみようと思い、クロックポットで作ってみました。
まず豚肉に下味としてつけるスパイスをつくりました。入れたのはガーリックパウダー、ブラウンシュガー、スモークしたパプリカのパウダー、オニオンパウダー、オレガノ、レモン汁、クミン、黒胡椒、塩などのスパイス類を良く混ぜて、豚肉となじませ数時間置きます。(他にもいろいろ入れる場合もあるみたい)
数時間後、その豚肉をフライパンで表面だけ焼いていきます。おいしい肉汁を閉じ込めるように。
で、クロックポットにスパイスとともに豚肉投入!あいた隙間に一口大にきったたまねぎ、セロリ、つぶしたにんにく、細かく切ったハラペーニョ(メキシコの唐辛子)、そしてトマト(それかトマト缶)、シェリー酒、ホワイトビネガーを入れてスイッチオン。なんか申し訳ないほど簡単です。。。
で、8時間後。美味しい香りとともに、やわらかーくなったキューバ風豚肉の出来上がり!一緒に入れた野菜類も形はそのまま、でも味がしみしみ。パンがなかったので、ご飯と一緒に食べました。
クロックポット、本当に優れものです。
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